>>前ヌレ1984年

オーウェルが批判したのは全体主義についてであって共産主義ではないが、
当時から読者は共産主義に対する批判と思考した。
それもまた1984年が批判した内容の通り、真実は常に「作られる」ことを
結果的に証明していた。
(※オセアニア以外の二国は異なる体制の全体主義国家であり、作中で直接の描写は無いもののオセアニア同様の扱い)

そして今日に至るまで共産主義者が全体主義以外の政体も政策も
実現し得ておらず、オセアニア同様のディストピア社会が
現実に存在し続けている上に、今尚それを目指そうとする人間が
絶えないことも皮肉なものである。

作品は時に作者自身の想定も思惑も飛び越えてしまうことがあるのだ。