「ここにな、ペットボトルがあるじゃろ」
目付きの鋭い老人は懐中からそれを取り出して私に見せた。
「それを撒けってのかい?」
私はこの膨大な砂に対してあまりにも少量のペットボトルの対比に、苦笑を禁じ得なかった。
「まぁ見ておきなされ」
老人はゆっくりとその白濁液が入ったペットボトルの蓋を開け


記録はここで途切れている