「バクマン」の中盤では、主人公コンビのライバルの一人が、曖昧な在来のアンケート
方式でなく、直接多数のファンやネットユーザーから意見を募ったり、次の展開や
アィデイアを考えて貰ったりしましたな。

ある意味クラウド的と言うか、AIリサーチ的な手法でしたが、一見効率的に見える
このやり方も、次第に馬脚を現わし、主人公コンビに破れる結果となりました。

ネットで意見を募ったり、アィデイアを出したり、今後の展開の良し悪しを意見して
くれるネットユーザーの殆どは、漫画好きであってもプロの編集者や原作者の視点を
持たない所詮素人の集団でしかないし、漫画の売れ行きや展開に責任を持つ必要も
ありません。

それに、なまじ多くの実質原作者を抱えているのと同じ構造なのだから、展開がぶれたり、
内容が中途半端になるリスクも抱えていました。

緑の狸がドヤGAOで言うところのAIナントカも、要はその時々の一番受けのいい公約や
政治的主張を無節操に持ち出すだけの、行き当たりばったりな手口でしかなく、
一貫した主張や中長期的な視野や政策等無いから、一旦メッキが剥げると後は
早いのですが。