海自ミサイルの不具合放置 無償の修理期間経過

海上自衛隊の護衛艦に搭載される短距離艦対空誘導弾「シースパロー」(RIM162)の運用状況を会計検査院が調べたところ、
一部で不具合が見つかり、事実上搭載できないミサイルが複数あることが関係者への取材で分かった。
不具合が判明した時点で、既にメーカー側に無償での修理や交換を要請できる期間が過ぎており、
修理と本格的な原因調査が進まない事態となっている。

海自側は「国防に直接的な影響を与えることはない」としている。
(略)
佐世保と横須賀の整備施設での組み立て能力の不足などが影響し、
瑕疵担保期間中に作動確認が行われず保管されたままとなっている。

搭載できないミサイルの調達額は10億円弱に上る。
修理に要する追加負担額は分かっていないという。

https://mainichi.jp/articles/20171017/ddm/012/040/115000c