軍隊というのは役所だ。そして士官は政府の官僚の一員。
情勢と行動については詳細な記録を残す義務があり、命令については何時何分に発令したかまで厳密に報告を求められる。それだから、中隊長レベルは、弾の飛び交う戦闘中だってメモを取る。

戦闘詳報や陣中日誌というのは、軍隊にとっては命をかけて得た貴重な宝物。廃棄するのは、敵の手に渡ることを防止するためだけ以外にはあり得ない。

参謀本部にまで報告されるような遠征の記録が、記録保管所から消失することなど、絶対に、あり得ない。そしてこういう指摘は、我々国民の側からなされなければならない。

憲法なんてどうでもいい。

我々が軍隊の運用というものについてしっかりとした知識を持たない限り、自衛隊だろうが国軍であろうが、同じように軍の背広組は我々国民を騙すことを続けるであろう。