かなり前のことになるんだけど、両棲式コンバインドシステムのことを思い出して
三菱日立のHPの配置図例を見ていたら、基準排水量1万トンにも満たないDDGに
(周囲にいくらでもある海水が使えるから復水器はかなり小型化できたとしても)
ボイラと蒸気タービン(と発電機)据え付けるだけの床面積と容積が確保できるかな?

そもそも少しでも涼しい環境で使いたいであろうガスタービンや発電機を、ボイラと
蒸気タービンからの熱が飛んでくる同一機関室内に置くと、効率低下するよね?
断熱とか遮熱っていうのは、突き詰めると空気の層をどうやって確保するかなので、
重量増加を甘受して、ボイラと蒸気タービンの周りだけでも耐熱レンガとか使って
囲うぐらいしかない。

若しくは、隔壁で縦方向で2分割して、例えば左舷にガスタービン+GT用発電機、
右舷にボイラ+タービン+ST用発電機、(最悪、復水器は右舷でも左舷でも可)って
感じの配置にしちゃう?

でも、WWUで戦艦等の巨大艦ではない艦船の機関室を縦方向で2分割していたら、
舷側に被弾/避雷⇒片方の機関室に浸水⇒大傾斜・転覆という戦訓もあるわけで。
さすがにそれはまずかろうって言えば、ガスタービン区画の後ろに隔壁作って、そこに
ボイラやタービンを置かざるを得ず、機関区画がぐんと長くなることになる。

そこまでするぐらいなら、ぱぱが言ってたように素直に燃料タンク大きくする方が
いろんな意味でモアベターだなぁということに気がついた春の夜。