>>336
そもそも彼はLM2500の燃費改善を目的にした複合サイクルシステムを提案していたはずです。
ぱぱが新設に、「そんなものを載せるよりも燃料タンク大きくする方がいい」と繰り返し言われても、
燃費改善を連呼し続けていたのです。

たかだか6MW級に過ぎないM7用として、このシステムを用いてもさほど意味はありません。
彼も述べているように、三菱日立のH50やH100のそれのように燃費を50%向上させることは困難で、
更に効率は落ちるのであれば、M7×2×燃費改善策で確保可能な電力供給量は20MWにも及びません。
それならば、M7+発電機をもう1セット、どこかに据え付けた方がよほど確実です。
ええ、これも私の嫌味が山盛りになった【ボケ】ですw スイマセン

香田元海将は世艦で「M7を2基用いた【巡航速度】はおそらく15〜18ノット」で、「イージスDDGも
対潜艦である以上、あくまでも20ノットのソナー速力+5ノット程度のマージンが不可欠」と述べてます。
当然のことながら、SPY−1レーダをはじめとする機器類にしっかり給電しながらの航行であれば、M7×2で
発揮可能な速力は更に低下します。
たいへん悲しいことに、DDGをBMD専従にできるほどの余裕は海自にも日本国にもありません。
そもそもの原点はここにあります。
全ての悪条件発生をガン無視して、M7の燃費を改善したとしても、そんなものは付け焼き刃にもなりません。
潜水艦(魚雷を打ち出す機雷も含めてですね)の脅威が皆無でない限り(当然そんな保証は誰もしてはくれません)
LM2500で即時全力が出せる状況にしてやらなければいけないのです。
それ故に香田海将はLM2500をM7+発電機に置き換えたことを危惧されているのです。

本気で対潜戦闘をするのであれば、魚雷回避をも含めた戦術活動のために、半数の乗員で25ノット前後の速力を、そして
即時に30ノット前後の全力航行ができなければ、まさに命がいくらあっても足りません。
彼にはこれが全く理解できていないようです。

従って、M7用に複合サイクルシステムを導入することは、本件解決の糸口にさえなりません。
詭弁未満です。