>>395
>小松の試作車の方が「軽くて・小さくて・安い」っていうのが最大の売りだったはず。

装輪装甲車(改)の開発動機は政策評価書によると「もっと安全、もっと積載、もっと拡張、もっと防護」となる。
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/25/pdf/jizen_01_honbun.pdf

>それが装甲板の材質不良とか板厚不足で開発完了(予定)時期の延長ってことは、ド素人が
>考えても、当初の試作品より「重く・大きく・高く」なるのがミエミエ。

大きく重くなるのは普通科が防弾チョッキを着るようになった時点で確定だったかと。普通科も嵩張るミサイル
をクルマに積んで歩くようになったわけだし。猫や飛脚がなんでも届けてくれるわけじゃない海外や島嶼防衛
であれば、積み込む装備の定数からしてもっと余裕をと言いそうだし。

>重量と容積の増加が嫌なら、兵員室とか燃料タンクとかを圧縮するしかない⇒性能劣化。

他所の国は単純に幅を広げて解決しているね。50センチ広げることで車高を下げつつ乗員+歩兵8名だし。

>毎度恒例の安物買いの銭失いなのか、なんらかの大人の事情でこうなったのかがすごく気になる。

幅の問題でしょ。三菱は機動戦闘車のファミリーを推したのだろうけど、そっちは幅3メートル。歩兵のどこに
でも湧いて出るという最大のメリットを、日本の道路インフラを支援部隊の車両も含めて最大限に活用するな
ら、幅2.5メートルの96式を発展させる小松のほうが良いと判断したのでは? 車両だけで見るなら、三菱のほ
うがバランスはいいけど、別に国内の道路だって20トン、25トンまでは大丈夫に作ってるし、多少嵩が増した
ところで、それでも4トン箱車より低いわけだし。

防弾については、本体安くするための拡張性というポピニカの超合金じみたギミックが足を引っ張ってるような。
試作車が20トン、三菱が海外睨んでる8輪装甲車で18トン。ドイツのボクサーが26トン、車両制限令だって25ト
ンなのだから、重防護バージョンはここらへんが目標なのでは? 重量に見合う防護力を発揮させる取り付け
や保持、そもそもの追加装甲の厚みを含めた形状とか日本でこの手のカラクリの前例は無きに等しいわけで。