南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
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0001GF長官
2018/01/04(木) 18:32:54.00ID:dY3kwAs6
南雲長官はもっと評価されるべき(34代目)

前スレ
[33代]南雲忠一中将を再評価するスレ(不)
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/army/1500723627/
>>119〜 暗号情報を信用するかの章、>>494 PBY温存方針の章

過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo

戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/
0708ゲショゲショ
2018/05/14(月) 00:53:45.36ID:80N9UzCz
>>707
申し訳ありません、返答が大変遅くなりました。

> >>594のように考えてみましたが、合っているのか分かりません…。

あくまで“私の見解”ですが、貴方の考察と同じですよ。

(「歴史考察」はタイムマシンが発明でもされない限り絶対の“正解”は分かりませんが、
今回の事例(例題)は複数の他資料との対査(整合性確認)が可能ですので、
「概ねその考察で間違ってはいないだろう」までは詰められるものだと判断します。)
0709ゲショゲショ
2018/05/14(月) 02:18:12.37ID:80N9UzCz
>>708の続き
>>594
>横浜空の行動調書では正午ごろの敵機動部隊発見の報告が無い部分でしょうか?

一点目はそれです。
同行動調書は、連日の日施哨戒実施結果と同様に
“敵ヲ見ズ”
と記されており、一見しただけでは特段の特記事項は無いように見えます。

しかし実際には
“敵機動部隊発見”
を報じているのですから最低でも、
「事後、島嶼を敵艦と誤認したことが確定」
等と追記等の処置をすべきだと私は考えます。
0710ゲショゲショ
2018/05/14(月) 02:38:13.70ID:80N9UzCz
>>709の続き
>触接のため大偵と水偵が各1機ラバウルを発進したが敵発見の報告は無かったと記述してあり、
>横浜空では1415発進〜2110帰着の間に敵機動部隊発見となっているので、

二点目はこれです。
触接機が哨戒機の敵発見報告地点を捜索しても発見できなかったにもかかわらず、
何故か同行動調書では触接大艇は
“Q区ニ於テ敵機動部隊発見報告”
と記されています。
勿論上記のとおり、そのような事実はありません。
0711ゲショゲショ
2018/05/14(月) 03:06:44.20ID:80N9UzCz
>>710の続き
>大艇の1415発進の理由が正午ごろの敵機動部隊発見だとすると、26日の行動調書に該当する報告が無いのは気になります。

三点目に私の考察を述べます。
以上の「昭和17年4月26日、敵機動部隊発見誤報事件」における
横濱航空隊行動調書の不可解な記述の原因の一つとして、

1.日施哨戒機の行動調書に
 “Q区ニ於テ敵機動部隊発見報告”
2.触接機の行動調書に
 “敵ヲ見ズ”

と記すべきものを、逆に記載してしまった。
つまり「単純ミス」なのではないかと、私は考えています。
0712名無し三等兵
2018/05/14(月) 18:41:02.84ID:gJjEV6SH
>>711
教えてくださりありがとうございます。
0713GF長官
2018/05/14(月) 23:03:06.32ID:j31yPPru
>>704の続き

そもそも、この『孫子』の引用、
原文を読むと分かるのですが、

「勝つも久しければ、すなわち兵を鈍らせ
鋭をくじく」

とあるように、長期戦による国力の疲弊を戒め、
短期決戦による早期の戦争終結を教えたもの。
0714GF長官
2018/05/14(月) 23:04:34.16ID:j31yPPru
>>713の続き

そこから転じて、即断即決を推奨したように
使われますが、

その意味で引用されたとしても、
即断即決を進言したのはブラウニング参謀長であって、
スプルーアンス少将は巧遅を選んでいますよね。

さぞかし森史朗氏は、舌鋒鋭く糾弾するかと思いきや、
0715GF長官
2018/05/14(月) 23:05:12.79ID:j31yPPru
>>714の続き

「この朝、全力を集中して一気に勝敗を決する決意で
のぞんだスプルーアンスは、積極作戦から一転して
慎重派に変わった。

”敵空母の所在がはっきり分かるまでは出撃すべきではない”
と(ブラウニング)参謀長の提言を退けた」  (第二部)p310
0716ゲショゲショ
2018/05/14(月) 23:06:02.81ID:80N9UzCz
>>711の続き
>「単純ミス」の背景考察について

私は「戦闘行動調書」の作成手順や報告の有無、送付先、時期等についてはほぼ知りません。
ただ「戦闘行動調書」は「戦闘詳報」と違って様式が定まっており、
その記載内容は元国家公務員の目から見ると、
“官用車運転日誌”と“業務日報・日誌”の中間くらいに思えます。
(あくまで個人的感想ですが)
0717GF長官
2018/05/14(月) 23:06:41.23ID:j31yPPru
>>715の続き

”柔軟に”方針を転換した彼を、なぜか称讃し、

「スプルーアンスは黙して動揺の色は見せず、じっと耐え忍んで
事態の進展を待った。恐るべき強靭な精神力と言えるだろう」

あれ? 孫子の兵法はどこにいったの?
精神力の勝利ですか?

耐え忍んでいる間に、日本軍の奇襲を受けたら、
何と評するのでしょう!
0718名無し三等兵
2018/05/15(火) 18:41:52.60ID:2E+o2cZn
>>717
「兵は拙速を…」を引用する手合いに程度の高い者はいないと思うのですが、これって偏見ですかね。
>>713で指摘されてる誤用(と言い切ってよいと思う)をする人が大部分に感じる。
0719GF長官
2018/05/15(火) 22:39:15.18ID:kkyyPkWe
>>718 そうですね。いつも不思議に思うのですが、
孫子の兵法は、ビジネス分野でも多くの書籍が出版されています。
それは言わば”素人”が書いた本だから、好きなことを書いても仕方あるまい。

ことミッドウェーに関しては、”評論家”のお歴々が
この孫子を引用して、職業軍人を批判するんですよね。
どんだけ身の程知らずなんだ、と

君らは防大で、戦史教育や戦術論を学んできたとでも言うのか?
海大を次席で卒業し、艦隊司令長官を預かる海軍提督に対して
孫子を語るなど、「釈迦に説法」「孔子に論語」と言うべきで、

靖国の南雲大将も苦笑しているのではないでしょうか
「もしかしてワシ、孫子も知らないと思われているのかな・・・orz」
0720GF長官
2018/05/15(火) 22:45:10.73ID:kkyyPkWe
>>716 参考になります。
前にも公務員の方が「整合性」を重視すると紹介していただきましたが、
こういう文書って、必ず上司の決済を受けますよね。

単純ミスが起こってしまう背景として、
部隊内保管が原則で、外に出すものじゃないから、
それほど内容の整合性にも、注意が払われなかったのだろうか。
0721GF長官
2018/05/15(火) 23:04:06.78ID:kkyyPkWe
>>717の続き

さらには、ミッドウェー全体を通して見えてくる、
米海軍の組織力の弱さを指摘しなければなりません。

もともと米海軍は、部隊ごとの独立性が強く、
フレッチャー少将が先任司令官とはいえ、

TF16の二空母に関しては攻撃隊の編制や発進時刻などは、
スプルーアンス少将の自由裁量に任せる部分が多い。
0722GF長官
2018/05/15(火) 23:05:20.98ID:kkyyPkWe
>>721の続き

当時の米空母部隊は、旗艦であるヨークタウンが被弾し、
フレッチャーが将旗を移すという混乱状態にあった。

どこの国の軍隊でも、非常時の指揮系統については
厳格に決められており、

日本海軍の「海戦要務令」には、

「戦隊指揮官ノ乗艦ガ、列ヨリ離レ、指揮ヲ執リ難キニ至ラバ、
次席指揮官ハ、直チニ指揮ヲ継承スルモノトス」(第三章戦隊の戦闘)
0723GF長官
2018/05/15(火) 23:06:00.81ID:kkyyPkWe
>>722の続き

日本側では、三空母被弾時がまさにそれで、
旗艦赤城が被弾炎上して戦闘不能となり、南雲司令部は
軽巡長良へ移乗を開始した。

「0745時、第一機動部隊の次席指揮官である第八戦隊司令官
阿部弘毅少将は、赤城に将旗がひるがえっていないことに気付き、
第一機動部隊の指揮権を継承することとした。

0750時、阿部司令官は、二航戦司令官山口多聞少将に対し、
敵空母攻撃を命ずると共に、聯合艦隊以下、各部隊に戦況を報告した」
            (『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p152
0724名無し三等兵
2018/05/15(火) 23:31:34.66ID:q2Fczwqs
そもそもヨークタウンは修理要員を乗せて修理しながらの被害担当艦だし、
フレッチャー様とスプー様が同一行動を取るというのは、そもそも無理ゲーだし
0725名無し三等兵
2018/05/15(火) 23:37:20.26ID:q2Fczwqs
まあここのスレ主もわかっていてアホ南雲を贔屓の引き倒ししているんだけど、
どんなに頑張っても勝利をもぎ取ったほうがエラいに決まっているわなw

いわば勝った中学生の藤井六段に「どうして定石通りに打てないの?」って
素人のオッサンが説教するようなもんだから

定石通りに打って負けたら褒めてくれるのかと
0726GF長官
2018/05/16(水) 17:33:35.59ID:HNd2VvUd
>>724 組織力というのは、「同一行動を取る」とはイコールではありませんよ。
麾下の各部隊を統制できているかが焦点です。

違いが分かるかな?
0727GF長官
2018/05/16(水) 17:34:51.70ID:HNd2VvUd
>>725 喩え話というのは、その人の理解力が表れていて面白いですねぇ
将棋の話なら、

素人のオッサンが負けたときに
「君は定石を使わないから負けたんだ」と説教しながら、
定石を破って勝ったオッサンに対しては、スルーする。

結局、定石は関係なくて、勝敗しか見ていない。
ただ「定石」という言葉を使いたいだけなのですよ。
0728GF長官
2018/05/16(水) 17:35:47.72ID:HNd2VvUd
>>727の続き

そもそも定石というのは、長い歴史の中で築き上げられた型
であって、定石を使ったからいつも勝てるという単純な話ではない。

孫子の兵法も同じで、拙速で成功したのと同じくらい、
拙速で失敗した例がたくさんあります。

本隊の到着を待たず、先遣隊だけでヘンダーソン飛行場に
突撃して全滅した一木支隊など、その典型でしょう。
0729GF長官
2018/05/16(水) 17:36:22.97ID:HNd2VvUd
>>728の続き

定石通りでいくか、あえて使わないかは、
指揮官が適切に情勢判断して使い分けなければならない。

その一番大事な「情勢判断」のところを無視して、
馬○のひとつ覚えのように「拙速を尊ぶ」と繰り返すのは
もうやめにしましょう、ということです。
0730GF長官
2018/05/16(水) 20:21:30.25ID:HNd2VvUd
>>723の続き

速やかに、指揮権の継承が実施されたことが分かります。
これが”組織力”です。

逆に指揮官がいなくなった途端に、統率を失って
バラバラに右往左往するのを、「烏合の衆」と言います。
0731GF長官
2018/05/16(水) 20:22:36.97ID:HNd2VvUd
>>730の続き

当時、赤城は被弾炎上し、通信も困難な状況だったので、
阿部少将自身も、正確な状況は把握できていなかったでしょう。

戦闘詳報(>>1テンプレ参照)を確認すると、

0827時には、阿部司令官より
「貴艦通信可能ナルヤ」
と問い合わせるも、赤城からの返信は無し。
0732GF長官
2018/05/16(水) 20:23:39.68ID:HNd2VvUd
>>731の続き

0830時になって、ようやく
「長官、長良ニ移乗セラレタリ」
第十戦隊の木村少将より報告があり、

0845時には、長良に中将旗が掲揚され、

0850時に、長良機密第一番電として、
「0730頃、敵ノ爆撃ヲ受ケ、赤城・加賀・蒼龍、相当ノ損害を受ク、
火災、戦闘行動不能
本職、長良ニ移乗、敵ヲ攻撃シタル後、全軍ヲ率ヘ、北方ニ避退セントス、
地点ヘイア○○」
0733GF長官
2018/05/16(水) 20:24:25.37ID:HNd2VvUd
>>732の続き

これまでの経緯を、全部隊に通報し、
機動部隊の指揮権は、南雲長官の手元に戻ったのです。

これは軍隊以外でも、会社組織などでも、非常時における
指揮系統について、お手本とすべき事例ですね。
0734GF長官
2018/05/18(金) 22:25:41.65ID:1Lnzm4xW
>>733の続き

一方のアメリカ側ですが、
旗艦被弾→司令部移乗
の流れは、日本側と全く同じ。

次席指揮官スプルーアンス少将への継承は
うまくいったのでしょうか。
0735GF長官
2018/05/18(金) 22:26:58.23ID:1Lnzm4xW
>>734の続き

まず、0800頃からフレッチャー少将は
ヨークタウンのSBD10機(ショート大尉)を
索敵に出す。

当時入手していた敵情は、PBYの「日本空母2隻」のみで、
残りの2〜3隻を捜索するために、北方へ向けてのもの。
0736GF長官
2018/05/18(金) 22:27:34.41ID:1Lnzm4xW
>>735の続き

その後、第一次攻撃隊が帰投して、
サッチ少佐の報告から、
「日本空母3隻撃破」を確信した。

直後の0900頃に、ヨークタウンのレーダーが
敵編隊の接近を探知し、敵の「第四の空母」が健在
であることが明らかになった。
0737GF長官
2018/05/18(金) 22:34:36.43ID:1Lnzm4xW
[ミッドウェー海戦](日本時間6月5日0900頃)

                              ☆(最東索敵線)
                                 20度







          ☆(最西索敵線)
             280度         ▽ヨークタウン(フレッチャー少将)

                ┏→                 ▽エンタープライズ(スプルーアンス少将)
              ━▲日本軍攻撃隊            ▽ホーネット
                  255度
   ▲第四の空母
      (飛龍)
×(赤城)
×(加賀)
×(蒼龍)
0738GF長官
2018/05/19(土) 21:53:39.27ID:D+SX6o1D
>>737の続き

0908時、ヨークタウンを発見した小林艦爆隊は
これを攻撃、3発を命中させた。

そのうちの一弾は、煙路内で爆発したため、
一部のボイラーが損傷し、0928時には機関停止した。
0739GF長官
2018/05/19(土) 21:54:22.94ID:D+SX6o1D
>>738の続き

この後、ヨークタウンは驚異的なダメコン能力を発揮し、
続く友永雷撃隊が「無傷の敵空母」と判断するほどの
復旧を見せるのですが、

被弾当時は、発生した火災によりレーダー及び
無線設備が使用不能となり、また猛煙により
発光信号も使えなかった。
0740GF長官
2018/05/19(土) 21:55:28.56ID:D+SX6o1D
>>739の続き

これでは、作戦指揮を行うことは出来ないと、
フレッチャー少将は、0934時には司令部移乗を決意し、
約1時間後の1024時には、重巡アストリアへ将旗を掲げた。

さて、この「空白の1時間」、次席指揮官である
スプルーアンス少将は何をやっていたのか。
指揮権の継承は、滞りなく行われたのでしょうか。
0741GF長官
2018/05/22(火) 22:55:03.01ID:sDgWyTBZ
>>740の続き

この間、スプルーアンス少将が何をしていたかと言うと、

エンタープライズとホーネットの二空母は、日本軍攻撃隊の
来襲を避けるため、離脱を図り、CAP(戦闘空中哨戒)を上げて、
防空を強化した。

一部の戦闘機は、ヨークタウンの直衛に派遣されている。
0742GF長官
2018/05/22(火) 22:55:45.45ID:sDgWyTBZ
>>741の続き

また麾下の水上艦艇から、
重巡ペンサコラ、ヴィンセンス、駆逐艦ベンハム、バルチを
救援に向かわせた。

肝心の攻撃隊は、発進させていない。
阿部少将の攻撃命令を受け、直ちに艦爆隊を出した
山口少将とは対照的ですね。
0743GF長官
2018/05/22(火) 22:56:29.16ID:sDgWyTBZ
>>742の続き

・・・と言いたいところですが、
当時、米空母は第一次攻撃隊を収容した直後であり、

さらに、先に紹介したとおり(>>414
順番待ちをしていたレスリー隊は、ヨークタウンに
着艦できなくなったため、彼らも収容しなければならない。

とても攻撃隊発進どころではないですね。
そもそも、準備が整った機体を用意できていなかったでしょう。
0744GF長官
2018/05/26(土) 20:44:49.08ID:XQXHFd8u
>>743の続き

現在、主題としている
「米海軍の組織力の弱さ」

本職が指摘したいのは、ここからの両司令官の動きです。
0745GF長官
2018/05/26(土) 20:45:43.82ID:XQXHFd8u
>>744の続き

上記のとおり、
フレッチャー少将が重巡アストリアに移乗を終えたのが1024時、
ヨークタウンの被弾(0908時)から、約1時間後です。

日本艦隊においても、赤城が被弾(0725時)から
軽巡長良への移乗完了(0850時)まで、約1時間半。

日米ともに、司令部が移乗するには、これくらいの時間が
かかるのでしょう。
0746GF長官
2018/05/26(土) 20:46:34.63ID:XQXHFd8u
>>745の続き

かくして、フレッチャー少将は再び指揮を執れる情況に
復帰した。
彼が最初にすべきことは、何でしょうか。

何度も繰り返しになりますが、
>フレッチャー少将にとっての最優先事項は、
>「第四の日本空母を捕捉攻撃すること」
0747GF長官
2018/05/26(土) 20:47:26.55ID:XQXHFd8u
>>746の続き

そして第四の空母の位置は、索敵情報は無いものの
レーダーが探知した敵編隊の来襲方位から、

「255度方向、100浬以内」
と推測される。

日本側の場合、すでに飛龍艦爆隊の発進準備が完成していたので、
阿部少将の攻撃命令は、直ちに実行に移されました。
0748GF長官
2018/05/26(土) 20:48:10.17ID:XQXHFd8u
>>747の続き

同様に、フレッチャー少将も
第四の空母に対する攻撃を決意しなければならない。

もちろん、ヨークタウンは被弾し、かつその飛行隊も
TBD隊→第一次攻撃で全滅
SBD隊→VS(ショート隊)のうち10機は索敵に発進中、
      VB(レスリー隊)は、エンタープライズに収容

手持ちは、SBD7機程度なので、
とても攻撃隊編制は難しいでしょう。
0749名無し三等兵
2018/05/27(日) 18:34:28.47ID:wE4DdLrQ
ヨークタウン被弾で先任指揮官のフレッチャーが一時的に指揮をとれなくなっても
次席指揮官のスプルーアンスは独断で攻撃隊を出すわけにはいかないの?
0750GF長官
2018/05/28(月) 23:06:27.89ID:eC/Dxs7d
>>749 もちろん、いけますよ。
事実、この後、SBDの索敵報告が入ったとき、
スプルーアンス少将は”独断で”飛龍攻撃隊を出しています。
0751GF長官
2018/05/29(火) 21:19:39.78ID:iKdcaOEM
>>748の続き

自部隊(TF17)に兵力が揃わない以上、
フレッチャー少将がやることは、唯ひとつ、

スプルーアンス少将に対して、
「西方の敵空母を攻撃せよ」
と命じることですね。
0752GF長官
2018/05/29(火) 21:20:52.72ID:iKdcaOEM
>>751の続き

ただ、このように命じられたからと言って、
エンタープライズとホーネットから、第二次攻撃隊が
”即時発進”できたかどうかは、また別問題。

敵機の来襲に警戒しつつ、
ヨークタウンの所属機まで収容した格納庫内で
攻撃隊の準備を進めることは、手間がかかるでしょうし、
0753GF長官
2018/05/29(火) 21:22:10.96ID:iKdcaOEM
>>752の続き

重巡アストリアからでは、ヨークタウンと違って、
通信設備の関係から、うまく伝達できないことも
考えられる。

しかし、この状況においては、
「次に我々は何をすべきか」という大方針を
全部隊に周知させなければならない。

それが艦隊指揮官の仕事なのです。
0754GF長官
2018/05/29(火) 21:23:22.75ID:iKdcaOEM
>>753の続き

現に南雲長官は、軽巡長良へ移乗を完了し、
最初にやったこと(第一番電>>732)が、
今後の行動予定を全軍に通達することだった。

非常時においても、指揮系統を維持するのが
組織力ですね。
0755GF長官
2018/05/31(木) 23:20:58.67ID:TCfrriWq
>>754の続き

では、この間、フレッチャー少将が
何をやっていたのかと言うと・・・
実はよく分かりません。

『モリソン戦史』などの海外の著作を読んでみても、
特に記述は無し。

この後すぐに、飛龍を発進した友永雷撃隊が来襲するので、
その経過を記されているのがほとんどですね。
0756GF長官
2018/05/31(木) 23:25:27.25ID:TCfrriWq
>>755の続き

ただフレッチャー少将は、すでにヨークタウンから退去して
重巡アストリアに移って、指揮を執っていた。

日本軍の攻撃隊は、ヨークタウンに集中するので、
外から第三者の視点によって、冷静に状況判断が
できそうなものですが、いずれにせよ推測の域を出ない。

今読み進めている、フレッチャーの自伝に、そのあたりの
解説があればなぁ・・・と思ったりします。
0757名無し三等兵
2018/06/01(金) 01:20:04.07ID:n+coBL6M
フレッチャーの自伝なんてあったっけ?
対日戦を指揮したアメリカ海軍提督で自伝・回想を書いたのは、
キングとハルゼーだけでは?
ニミッツは一切何も語らず、ニミッツ死後に妻が日記代わりの手紙を
ほとんど全部、焼却したくらいだし。
0758GF長官
2018/06/03(日) 01:04:52.55ID:z4oGPw78
>>757 おっと、自伝じゃなくて伝記でしたね。>>475
失礼しました。
0759GF長官
2018/06/03(日) 01:11:16.57ID:z4oGPw78
>>756の続き

一方のスプルーアンス少将はどうでしょうか。

こちらの方は、さらに問題で、
友軍が攻撃されているのを目の当たりにしながら、
自ら行動を起こそうとしない。

彼が山口少将と並び称される”名将”だったなら、
まさに「直チニ攻撃隊発進ノ要アリト認ム」
と、具申すべき状況ですよね。
0760GF長官
2018/06/03(日) 01:25:30.12ID:z4oGPw78
>>756の続き

「索敵報告が入るまで待つ」(>>715
などと悠長なことを言っていては、

”専門家”の皆さんから、
>完全に準備が整わなくて、出来上がりは拙くても、迅速果敢に事をなせ。
>即戦即決こそが勝利につながり、
>航空戦では、相手より一歩先んじた者が勝負を制する。

と、無能提督の烙印を押されてしまいますよ、レイモンドさん!
0761GF長官
2018/06/03(日) 01:31:45.95ID:z4oGPw78
>>760の続き

だいたい、その索敵報告にしても、
索敵範囲は280度〜20度なのに対し、
敵機の来襲方向は255度で大きく外れており、>>737

どれだけ待ったところで、報告が入るわけはないのです。

どう見ても、彼らは空母戦に向いてないですよね!
0762GF長官
2018/06/03(日) 01:35:11.81ID:z4oGPw78
>>761の続き

このあたりからうかがえるのは、
「フレッチャーは、索敵の発進をスプルーアンスに知らせていたのか」
「スプルーアンスは索敵の詳細を知っていたのか」
疑問がわいてきますよね。

米海軍の組織力の弱さ、連携の悪さが
如実に表れています。
0763名無し三等兵
2018/06/03(日) 15:57:19.49ID:V4eWUmKM
>>762
元水雷屋のスプルーアンスに無茶言うな!
0764GF長官
2018/06/04(月) 22:16:43.11ID:t/utjDxH
>>763 ほら、やっぱり空母戦に向いてないでしょ
0765GF長官
2018/06/04(月) 22:29:17.69ID:t/utjDxH
>>763の続き

特に、本職が強調したいのは「連携の悪さ」で、
フレッチャーとスプルーアンスは、共に戦う同志でありながら、
全くお互いのことを考えず、また協力も出来ていない。

ニミッツから受領した作戦計画をどう咀嚼していたのか、
甚だ疑問が残るところです。
0766GF長官
2018/06/04(月) 22:30:07.59ID:t/utjDxH
>>765の続き

例えば、日本側では、
南雲長官と山口少将とは、「即時発進」をめぐって争い、
結果として具申は却下された。

多聞丸としては、大いに不満だったでしょうが、
お互いに、「今、機動部隊が優先すべきことは何か」
について、真剣にぶつかった末の決着でした。
0767GF長官
2018/06/04(月) 22:31:03.96ID:t/utjDxH
>>766の続き

しかしアメリカ側には、そのような形跡はうかがえず、

フレッチャーは、自らが出した索敵機の”範囲外”から
「日本軍第四の空母」が攻撃隊を出してきた状況で、

敵空母攻撃の決心を、全軍に通達し、
スプルーアンスに対しては、その実行を命じなければ
ならない立場でありながら、
0768GF長官
2018/06/04(月) 22:32:10.23ID:t/utjDxH
>>767の続き

「戦闘の最中に司令官としての任務を放棄し」(>>687
ただの防空戦闘に没頭していたのだろうか・・・?

全く、司令官失格と言わざるを得ないですよね。
0769名無し三等兵
2018/06/05(火) 19:30:31.35ID:bUGUq00q
>>766
南雲は第一機動部隊の指揮官かつ一航戦の指令を兼ねてて山口は二航戦の指令と上下関係ははっきりしてるのに
TF17のフレッチャーとTF16のスプルーアンスは同格だからその比較するのは不適当では?
0770GF長官
2018/06/05(火) 22:18:25.83ID:GKxnw0u2
>>769 同格ではありませんよ。
フレッチャーとスプルーアンスは同じ少将ですが、
フレッチャーの方が先任なので、明確な上下関係があります。
0771名無し三等兵
2018/06/05(火) 22:35:45.75ID:ISngXXW1
アメリカ太平洋艦隊の戦時日誌を見ると、
http://www.ibiblio.org/anrs/graybook.html
ニミッツはフレッチャーとスプルーアンスに、それぞれ直接、命令を出している。
スプルーアンスがフレッチャーの下に置かれていたら、頭越しの命令になる。
2人は同格でニミッツの下に置かれていたと思われる。
0772GF長官
2018/06/05(火) 22:38:32.83ID:GKxnw0u2
>>768の続き

スプルーアンスの方も同様ですね。

一方的に敵の空襲を受け続ける状況下で、
格納庫には、爆弾と魚雷、航空燃料を満載させた
飛行隊を抱え、一発でも敵弾が命中したら、
たちまち乗艦は火の海間違い無し

南雲が同じことをやったら、さぞかし叩かれるだろうに・・・
0773GF長官
2018/06/05(火) 22:39:49.25ID:GKxnw0u2
>>772の続き

いったい、彼は何を待っていたのでしょうか。
そりゃあ、もちろん”索敵報告”なんですけれど、

>>761のとおり、
索敵範囲から第四の空母の推定位置は外れており、
百年待ったところで、報告は期待できません。
0774GF長官
2018/06/05(火) 22:41:24.84ID:GKxnw0u2
>>773の続き

居るか居ないかも分からない”第五の空母”よりも、
現実の驚異である第四の空母を、真っ先に攻撃すべきなのは、
誰の目にも明らかで、この程度の優先順位すらつけられない
スプルーアンスは、無能指揮官と言うより他は無いですね。

おそらく、ヨークタウンから発進したSBDの索敵範囲について
TF16の司令部は、把握していなかったと思われる。

しかし、それらに関係なく、エンタープライズのレーダーで
飛龍小林隊の来襲方位は探知できただろうから、
今こそ、即時発進を進言すべき時なのです。
0775GF長官
2018/06/05(火) 22:42:11.80ID:GKxnw0u2
>>774の続き

史実のように、飛龍が北上を続けていなければ、
ヨークタウンの索敵機は、発見することも出来ずに、
空しく帰投していたでしょう。

スプルーアンスは、何時まで待つつもりだったんですかね。
面白い仮想戦記が一冊書けそうだな。
0776GF長官
2018/06/05(火) 22:58:13.58ID:GKxnw0u2
>>771 ありがとうございます。
戦時日誌もしっかり残っているのか。

>ニミッツはフレッチャーとスプルーアンスに、それぞれ直接、命令を出している。
ご指摘のとおり、OP29−42などを読んでもそうなっていますね。

とすると、艦隊行動や攻撃開始、避退などの判断は
両司令官全く同等の立場にあったということですかねぇ

指揮系統の一元化は、軍隊の基本だと思いますけど・・・
0777名無し三等兵
2018/06/06(水) 05:30:30.18ID:1Pz86Ud2
>>776
重巡インディアナポリス(ヽ´ω`)・・・
0778名無し三等兵
2018/06/06(水) 08:00:21.57ID:Vb1aBnWq
インディアナポリスと言えば撃沈後の
乗組員の悲惨な話が思い出されますな
0779名無し三等兵
2018/06/06(水) 10:52:04.15ID:piJAAMoh
>>776
ミッドウェー海戦は、ガダルカナル以降と違って、アメリカ側が日本を待ち伏せての
島嶼防衛戦だったから、存在・場所を秘匿するため空母からミッドウェー島に電波を発する訳には行かず、
いつでも電波を出せるハワイの陸上にいるニミッツが、海戦に参加する
全てのユニットを直接指揮して、統一的な指揮を執ったんじゃないの?
0780名無し三等兵
2018/06/06(水) 20:45:31.41ID:AxXBg4yc
>>776
もし角田部隊がミッドにいて南雲部隊と共同してミッドウェーを攻略しろと命令うけてたなら同種の問題おきるのかな?

まあそれなら南雲部隊の指揮下に入れるだろうが。
0781GF長官
2018/06/07(木) 22:04:12.23ID:rhI72s6M
>>777-778 シャーク!

>>779 それは有り得ないですね。
上級司令部が前線に介入してくるのは混乱の元。
やれ雷装待機だの、やれ夜戦強行だの・・・

そもそも、ニミッツは海戦の推移をほとんど把握できていない。

>>780 角田少将は戦隊司令官ですから、同格にはなりませんね。
0782GF長官
2018/06/07(木) 22:17:59.67ID:rhI72s6M
>>775の続き

プランゲ博士は、この時のスプルーアンスについて、

「スプルーアンスの慎重さを、山口はあざ笑ったかもしれないが、
スプルーアンスのこの決定は妥当なものであった。

というのは、南雲部隊は残った唯一の飛龍を中心とする
陣形を組んで、10時20分(日本時間)まで北上していた
からであった。
0783GF長官
2018/06/07(木) 22:18:33.40ID:rhI72s6M
>>782の続き

飛龍は、そこでヨークタウンに対する第二次攻撃隊を発艦させ
北東に変針していっる。

だから、この時機にアメリカが攻撃をかけても、
おそらくは飛龍を発見できなかったであろうし、
また、ヨークタウンも救い得なかったであろう」
               (『ミッドウェーの奇跡』下巻)p94
0784GF長官
2018/06/07(木) 22:19:51.04ID:rhI72s6M
>>783の続き

おおむね好意的な評価のようですが、
上記は全くの結果論であり、意味のない内容ですよね。

例えば、「山口少将の具申を容れて即時発進しても、
当時は利根四号機の誤った艦位情報しかなかったから、
空振りに終わるだけ」

こう言われて納得できるのでしょうか。

後世の我々しか知り得ない情報を元に、当時の判断を
批評したところで、何も得るものはありません。
0785GF長官
2018/06/07(木) 22:21:28.09ID:rhI72s6M
>>784の続き

仮にスプルーアンス少将が、飛龍の航路を把握しており、
ヨークタウンの索敵機が復路で発見することを
”知っていた”のなら、それこそ稀代の名将ですが、

それは、もはや戦史検証などではなくて、
超能力とか未来予知とか、オカルト研究部あたりに
やらせれば良いでしょう。
0786名無し三等兵
2018/06/07(木) 23:36:01.65ID:l1IKrlDs
南雲を持ち上げて、スプルーアンスをコケにすればするほど、
南雲機動部隊は、ダメ提督のスプルーアンスにコテンパンに撃破されたとなって、
みじめにならないかい?
0788ゲショゲショ
2018/06/08(金) 22:47:54.94ID:Z3wll27q
>>787
そこに掲載されている搭乗員の証言や意見の多くは、
・『ミッドウェー海戦 惨敗の真相と海戦史歪曲』戸澤力(甲飛二期会、非売品)
・『月刊予科練』該当特集号座談会(海原会)
に掲載されており、
私が過去スレで一部ですが内容を紹介していますのでご参考までに。

また“敵空母らしき呼び出し符号”云々問題については、
戦史叢書の記載内容及び考察の問題点について私見を直近の支隊スレで述べています。
これまた参考まで。
0789ゲショゲショ
2018/06/08(金) 23:30:42.20ID:Z3wll27q
>>788の続き
さて、人や組織というものは、意図的か無意識かは別として
“自分に都合の良い”
ものを中心に取り上げたり主張したりしがちだと私は考えます。

例えば先に上げた『月刊予科練』の搭乗員座談会では、
ミッドウェー海戦の前日に加賀、前々日に蒼龍から
それぞれ前路警戒機の艦攻が出ていて
「それぞれの搭乗員は自分だった」
と二名が述べています。
特に加賀機搭乗員は
「進出距離300浬」
と証言しています。
(まだ調査中ですが、艦攻の前路警戒進出距離としては長距離すぎるようですので、
当該搭乗員の記憶の誤認かもしれません。)

以上は戦闘詳報等の公式記録には残っていません。
当該座談会は、南雲1AF司令部に否定的な発言が多いですが、
上記の回想証言が事実だとすれば、
「1AF司令部はミ海戦直前悪天候にもかかわらず、
インド洋機動作戦時同様の警戒度で前路警戒を実施していた。」
ということになります。
つまり
「MI作戦時の南雲1AF司令部が“油断慢心”していたとは、単純には言えない。」
と間接証言していることになるわけです。
0790GF長官
2018/06/10(日) 01:20:49.34ID:f3q+cals
>>786 ふふふ・・・すべてのものに意地悪く(げそげそ)

本職なりに、フレッチャーやスプルーアンスの行動の理由について
いくつか考察しているのですが、いずれも説得力が弱い。

良い視点を期待しています。
0791GF長官
2018/06/10(日) 01:22:05.35ID:f3q+cals
>>787 ありがとうございます。本職も読んでました。
アベノセイダーズじゃないですけど、現代組織の問題を
日本軍と結びつけるのは、定番ですよね。

>もう一つは、作戦の目的が「ミッドウェー島の攻撃・攻略」か
>「米艦隊の誘出・撃滅」かということが、出撃した部隊に
>徹底されていなかったこと。

まさに、今の本編に格好の題材ですな。
作戦目的が「米艦隊の誘出・撃滅」と徹底されていたとして、

いつ入るかも分からない索敵報告を待ちながら、
格納庫内には魚雷と燃料を満載した飛行隊を待機させ、
ひたすら敵基地機の空襲を受け続けよ、と言いたいのかな。

それこそ、無能指揮官w
0792GF長官
2018/06/10(日) 01:22:35.61ID:f3q+cals
>>788 もう当時の関係者で、ご健在な方は少ないでしょうからね。
過去の資料から引っ張ってきただけか。

>>789 ま、結論ありきで都合の良い証言をつなぎ合わせるだけで、
同じことを米軍指揮官がやっても批判されることは無いんですよねぇ
0793GF長官
2018/06/10(日) 01:36:00.82ID:f3q+cals
>>785の続き

当時の状況は、まさに山口少将が即時発進を具申した時と
類似しており、

敵の空襲を繰り返し受け、今後も継続すると予想され、
敵艦隊のおおよその艦位は把握できており、作戦行動圏内にあり、
攻撃隊の発進準備も完成している。
0794GF長官
2018/06/10(日) 01:36:47.19ID:f3q+cals
>>793の続き

ここで行動を起こさない指揮官は、
>山口はあざ笑ったかもしれない(>>782

批判の対象となるのです。

南雲長官の場合、友永隊の収容という二者択一を迫られて、
そちらを優先することになるのですが、
アメリカ側には、そのような制約はありません。
0795GF長官
2018/06/10(日) 01:37:34.10ID:f3q+cals
>>794の続き

何度でも繰り返しますが、
「索敵報告を待っていた」と言いながら、
敵の攻撃隊は、その索敵範囲外から飛んで来ているのです。

その索敵報告を待ち続けることが、
「慎重さ」であり「妥当な」判断なのでしょうか。

ぜひ日頃、南雲長官に「空母戦とは何たるか」を説く
”専門家”の皆さんに、ご高説を賜りたいものですな。
0796名無し三等兵
2018/06/11(月) 15:09:55.94ID:WsEjhJhU
戦闘海域に存在する敵空母数に幅がある以上、索敵に慎重になるのは当然で、南雲にもスプルーアンスにも罪はない。
五十六やニミッツがどれだけ前提を明確にできるか、で。

K作戦不発でミッドウェー島の航空・陸軍戦力も周辺海域の海軍部隊の状況も不詳のままミッドウェー島への払暁攻撃を強要したGF長官が最も異形で罪深い。
0797GF長官
2018/06/11(月) 22:24:35.85ID:EhudlyrE
>>796 罪はない、なんて言われちゃうと、
このスレの存在意義ががが・・・
0798GF長官
2018/06/11(月) 22:50:23.44ID:EhudlyrE
>>795の続き

ただし、索敵範囲の圏内か、圏外か、といった
細かな内容については、司令官の仕事ではなく、
参謀たちが確認すべきところでしょう。

ちょうど日本側でも、利根四号機の報告艦位が
隣線の筑摩一号機の索敵線上であることに、
「南雲長官が」気付けよ、と糾弾するのは、
いささか気の毒ですよね。
0799GF長官
2018/06/11(月) 23:03:50.49ID:EhudlyrE
>>798の続き

余談ながら、『提督スプルーアンス』(ビュエル/著)によれば、
スプルーアンス少将は、”マイ海図”を持ち歩いており、
PBYの索敵報告が入ったとき(日本時間0303時)

「彼(スプルーアンス)は、味方の部隊と敵の位置について、
ミッドウェー島からの距離と方位角を、参謀から聞いた。

そしてこれを自分の航跡図に書き込み、自分たちの位置と
敵との距離を測定した後、その航跡図をくるくると巻いて
投げ出すと、一言”攻撃開始”と言った」(p162)
0800GF長官
2018/06/11(月) 23:05:24.80ID:EhudlyrE
>>799の続き

決して参謀任せにはしないレイモンドなら、
レーダーの探知方位にも気を配っていそうなものだが・・・

まぁ、米艦隊は独立性が強いので、
そもそも、他の任務部隊が索敵機を
いつ、何機、どこに向けて出したか、
といった情報は、共有しないものかもしれない。
0801GF長官
2018/06/11(月) 23:06:15.36ID:EhudlyrE
>>800の続き

どちらの責任にせよ、
刻々と自艦隊も、敵艦隊も移動しているので、

決断が遅くなればなるほど、第一次攻撃隊がもたらした
情報の”鮮度”が失われていく。

まさに、即断即決が求められるのが空母戦闘ですよね。
0802名無し三等兵
2018/06/12(火) 14:50:33.55ID:JBc0wGEu
スプルーアンスは、細かい作業は基本、スタッフに丸投げ、もとい委任だろう。
頭を整理してるだけかと。
0803名無し三等兵
2018/06/13(水) 10:38:27.28ID:Dyclyglk
>>796
ミッドの場合はアメリカ海軍が暗号解読前提に詰め将棋のような作戦計画を立ててる。
これって相当にイレギュラーだよね。
その例外的な前提条件の中で両軍の現場指揮官は何もおかしな指揮はしてない。

敵艦隊出現の可能性が高く、両軍とも敵艦隊の撃滅が目的という前提条件で戦った海戦の方が
現場指揮官の腕の見せどころだし決断がストレートに勝敗に繋がりそう。
0804名無し三等兵
2018/06/13(水) 19:14:57.12ID:Kd4WwQPW
>>803
>両軍とも敵艦隊の撃滅が目的という前提条件で戦った海戦

そういう「作戦」は意味がない。
「海上優勢・拒否」、って概念は既にあったのに帝国海軍はコーベットは学ばなかったな。
ニミッツの作戦目標は、ミッドウェイ近海の日本海軍の活動を拒否すれば達成できる。
0805名無し三等兵
2018/06/13(水) 19:23:58.12ID:Kd4WwQPW
ミッドウェイの「AFは浄水装置故障中」の件は「真の情報源」を隠蔽するダミーではないかと疑ってる。
他のウルトラやマジックについては戦後もほとんど明らかにしてないのに、このエピソードはやけに具体的なんだよね。

決定的な情報源はヒューミントであり、山本の身近なところにいた可能性はないかと。
親米の米内系とかね。
戦後の政界にも関係者がいて厳重に秘匿する必要があった、と。
0806GF長官
2018/06/13(水) 21:53:35.33ID:CP194r/5
>>802 本職も同意です。参謀の仕事ですからね。

>>803 まさにそれですよ。
>アメリカ海軍が暗号解読前提に詰め将棋のような作戦計画を立ててる。
日本軍の作戦計画は、「相手がこちらの都合良く動いていることを
前提としている」と批判されますが、アメリカ側もそれは同じ。

>>804 ミッドウェー島の防衛は、主目標ではないですな。

>>805 あまりに脚本が出来過ぎている・・・・あやしいぞ
0807GF長官
2018/06/13(水) 22:06:03.80ID:CP194r/5
>>801の続き

この時のスプルーアンス少将の心情を知るには、
彼の伝記に依るしかないでしょう。

スプルーアンスの作戦指導を見ると、
午前中の第一次攻撃(日本空母三隻撃破)と、
午後の第二次攻撃(飛龍に対する攻撃)とでは、

全く正反対の様相で、そこに大きな方針転換が
あったことがうかがえる。
0808GF長官
2018/06/13(水) 22:08:18.51ID:CP194r/5
>>807の続き

その理由について、

「午前中の攻撃において、彼はいかなる犠牲を払っても、
まず自分の方から日本軍に攻撃を加えたいと思っていたため、

敵発見という、たったひとつの報告だけに基づいて、
全力を挙げて、敵艦隊の攻撃に向かわせた」
     (『提督スプルーアンス』トーマス・ビュエル/著)p169
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