>125
>戦役のエンドステイトまでの見通しや前提条件は、「重心」「決勝点」「作戦線」「攻撃勢終末点」等々、クラウゼヴィッツ、ジョミニの概念を用いて

それだけでは作戦次元の範囲内
普仏戦争においてはビスマルクが 戦略-作戦 の重複部分を政治側から調整し
モルトケがそれを受けて 作戦-戦術 の調整を行っている

だからモルトケとビスマルク亡き後、モルトケが作った参謀組織だけでは戦略-作戦の調整が出来ずなくなる
(だからシェリーフェンとかがやっちまう)

つまりモルトケ自身は作戦次元の認識はあっても、それを戦略次元と連携させる機能が働いてない
 →モルトケはオペラチーフで止まっており、素晴らしい作戦作成技術(アート)はあっても、それは戦略-作戦-戦術全体包括する作戦術にはいたっていないのではないか?

>126
>ソ連の「作戦術」は、基本的にはジョミニの「大戦術」を空間的・時間的に拡張したものじゃないか。

一部同意するが
これはソ連の作戦術の発展過程であるが
その内実は大戦術のたんなる拡大とは違う