>>919
モルトケの「臨機応変の体系」としての戦略(現代的には作戦術)は、まず最悪のケースからスタートする。
そこに新たな状況や考察を加えて問題点の解決策をブラッシュアップするフィードバックループ。

「対オーストリアの最悪ケースはベルリン、シュレジエンへのオーストリアの侵攻、
これをエルベ川からの側面攻撃で防ぐ」

「動員過程をブラッシュアップした結果、鉄道路線数で上回る我が方は、
各路線端末への分進からボヘミアでの合撃でオーストラリアの兵数を凌駕できる。」

「ベルリン・シュレジエンの防衛はボヘミアへの分進合撃で達成する。
総兵力では劣勢だが、新たな兵棋演習の結果、開戦20-40日の「窓」で一時的に1.5-2倍優勢が確保できることが判明。」

「我らが決戦を挑むのはこの瞬間である!」

慎重かつ漸進的な進化モデルですよ。