>>926-933
一例として、最も身近いな科学的未来予知は天気予報である。
天気予報は膨大な観測データと理論分析によって形成される、そして人々は天気予報を見て、これからの行動をある程度決めるのだ。
(観測>状況判断>意思決定>行動のOODA)
軍事においても、実際、ノルマンディー上陸作戦の最終的作戦決行の決め手は天気予報だった。

天気予報自体は古くから存在している、知識と適切な訓練さえあれば、一般人も空を見て、天気をある程度予測できるのだ。
戦略は、即ち未来を予測し、そして自らの行動を持って未来を操るの発想だ。


そして軍事において、敵の行動を予測するには、観測データが必要だ。
敵の戦力、教範、指揮官の性格、周りの環境など、観測データが多いほど、予測が精密になる。
つまり偵察は大事。
そして自軍の状況もよく把握できれば、自軍の行動可能範囲も分かるだろう。

武術においても「一眼二足三胆四力」という言葉がある、眼が一番の理由は、即ち観測が重要なのだ。
観測すれば、敵と自分の相対的状況を把握できる。