>>983
>>軍事組織の地力を育つことは肝心だ。
>などというのは絵に描いた餅にすぎないのではないですか?

1939年以前のフィンランド軍を調べればといいと思う。
フィンランドは戦車と戦闘機も禄はないの時代から、手を尽くしてそれを操縦する人材を育って、木造モデルの上で自分の喉から声を出しての訓練もやったのだ。
マンネルハイム線の一部は国民の休日労働によってチマチマ建設された物だ。
勿論フィンランドという国の強さを下敷きにしていたが、それでも明らかにフィンランド軍の指導層は先見の明を持っていた。

対ソ戦争が始まったら、最初は少しパニックしたが、優れた指導者の下でフィンランド軍が立ち直した。
それに既にパイロットを育っていたため、国際支援からの機体が到着すると直ちに戦闘に投入することを可能にした。

前で言った1973年のイスラエル軍も奇襲されたが、軍事組織の地力が高いため、直ぐに反撃を組織して、そこそこの成功を収めた。

軍事組織の地力を育つことは絵に描いた餅ではなく、絵に描いた設計図だ。