【朝鮮日報】 幼稚園化した韓国軍 2018/11/03
http://news.livedoor.com/article/detail/15541164/
勤務する哨所を変えてほしいという要求が多かった。「高速道路ばかり見ていて憂うつ」
「自分がなぜここにいるのか分からない」といった理由だった。「肉体的につらい」という
声はまれだった。

大部分は「がんばって勤務しろ」となだめたが、「子どもが苦しがってる」という両親の
連絡まで来たら、上層部では「休暇を出せ」と言った。脱走されるよりはマシということ
だった。

韓国陸軍の新兵教育隊では、3年間も手りゅう弾の投擲訓練を中止していたという。
手りゅう弾の爆発事故で人命被害が生じたことを受けて訓練を中止し、その後、実戦
で一度も手りゅう弾を投げることなく除隊する兵士がほとんどということだった。

野外訓練で顔に塗る擬装用のドーランも、兵士たちが「肌が敏感だ」といって拒否した
らどうしようもない雰囲気だという。

軍の幹部らは「自分が軍人なのか、幼稚園の先生なのか分からない」と舌打ちしてい
る。実際、兵士から「おじさん」と言われる幹部もいる。

韓国軍がこうなったのは、兵士の保護者の過激さも一つの原因だ。少しでも実戦に
近い訓練をすると、保護者が陳情を出すという。米軍のように悪天候の中で訓練をす
るというのは夢見ることもできない。

実弾射撃訓練も、実戦の状況とはまるで関係ない、事故予防方式で行う。保護者と
小隊長が連絡を取るカカオトークのグループチャットルームまでできた。専門家らは
「軍人には精神的自立が欠かせないのに、軍隊に来ても保護者が介入し続けるの
で独立が難しくなる」と語った。