>>693
戦術/戦略思想の基本としては「援軍が来る当てがないのに籠城」は意味がないし危険ではある。
相手が余裕持って包囲できるなら孤立するだけだからね。
籠城しているとはいってもある程度以上の兵力がないと守りきれないけど、「ある程度の兵力」=多人数の人間、がいる
ということは大量の水と食料が必要ってことで、充分な物資がなければ籠城を維持できないし、そうだとすれば
野戦で戦う方が実は有利、って状況になってたりする。

敵味方の兵力差が1:10とかあったりするなら、結局籠城したって守りきれなかったりするのだし。

実のところ、籠城戦術/戦略の意味は、「時間が稼げること」にある。
攻めてくる側は持ってこれる(調達できる)物資の量には限りがあるから、必ず「この期間内に戦争目的を達成しなければならない」っていうタイムリミットがある。
「援軍が来るまで時間を稼ぐ」ことに意味があるのもそういうことだからだ。


そのアニメ見てないからなんとも言えんけど、敵に対して圧倒的に火力(便宜的に)に優越しているなら、城塞を籠城ではなく
「野戦陣地」として使うために城に籠もる、ってのはありだろう。

でも、それよりは地形を利用して野外での待ち伏せ攻撃をかけ、敵に打撃を与えたらすばやく引き上げる、って戦術取ったほうが、
戦略の柔軟性という点でも有利だと思うよ。
周辺の住民を城に避難させて守らなければならない、とかなら別だが・・・。