第一空挺団とか米第82空挺師団とかロシア空挺軍とか、落下傘降下する精鋭歩兵部隊としての空挺部隊はいまでもあるけど、
着地失敗で首から下が完全麻痺になる危険を常に犯しつつ訓練して育てた精鋭部隊を、下手に敵地上空に投入して、対空兵器の近接信管弾幕食らったらえらい事になるから、使い所が難しい。
最速で移動できる精鋭部隊として、いち早く国旗を掲げる政治的必要性が高いところで、空挺降下はせずに多く使われてる。危機に晒された同盟国への支援意思の速やかな表明(湾岸戦争の82師団)、
国内治安維持任務(デトロイト暴動の82師団、94年チェチェンのロシア空挺軍)、災害救援任務など。
89年のパナマ介入やイラク戦争序盤で82師が空挺降下やったこともあるけど、ぶっちゃけ、危険が無さ気なところに奇襲かけただけとも。

普通の歩兵を空中機動させる手段としては昔はグライダー、今はヘリボーンがあるが、大規模ヘリボーンとなると蒸気機関車を札束焚べて動かすような勢いでカネがかかるので、(確認できるとこでは)米露しかまともな能力を持ってない。