>>639
>>626,>>599です。回答ありがとうございます。

ナイジェリアに機体を直接提供し、かつ軍事顧問的な役割で実際の作戦指揮を取ったのはエジプトとのことですが、
どのような思惑からナイジェリアに肩入れしたのでしょうか?

ビアフラ戦争が始まった1967年7月の1ヶ月前に起きた第三次中東戦争で、
エジプト空軍はイスラエル空軍の先制奇襲攻撃を受けて、(壊滅的は言い過ぎとしても)少なからぬ物的・人的損害を
被っていたはずです。

しかもエジプトは、その第三次中東戦争の停戦直後からイスラエルに対して「消耗戦争」と呼ばれる消耗戦を仕掛けていますので、
旧式のMiG-15/-17やIL-28といえども貴重な戦力のはずです。
代替機の手配が無い限り、エジプト自身の安全保障に直結しない地域紛争につぎ込む兵器や兵士の余裕は無いと思います。
少なくとも私がエジプト空軍の高官なら、ビアフラへの介入に反対すると思います。

また、兵器の輸出では、「輸出国の承認を得ずに、第三国に転売してはならない」という条項が入るのが一般的ですので、
ソ連の承認を得ずにエジプトの独断で軍事援助したとも思えません。