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 知られざるイージス艦のすべて 柿谷哲也著 P13
 イージス艦が登場したおかげで、アメリカ海軍からいなくなった兵器が二つある。
 一つは艦隊の主力駆逐艦だったスプルーアンス級駆逐艦。もっとも、新型艦が登場
 すれば、古いほうの駆逐艦はその座を譲るのは兵器の用法として当然のことだろう。
 もう一つ退役した兵器。それは空母に搭載されていたF-14トムキャット戦闘機だ。空
 母艦隊の防空の役割があったF-14はイージス艦が長距離探知と長射程の対空ミサ
 イルを多数搭載できることで、その座を奪われることになる。空対空任務から空対地
 任務へ役割が変更されるも、そこにはF/A-18戦闘攻撃機が存在するわけで、結果的
 に空母からF-14戦闘機は姿を消すことになった。…
 つまり、イージス艦の登場によって、アメリカの空母打撃群は、防空能力が高まり、全
 体的に対地攻撃能力も高まったことになる。これこそが、「イージス」を手にしたアメリ
 カ海軍の最も大きなメリットだったといえるだろう。

 日本航空写真家協会 柿谷哲也
 http://jaap-net.jp/members-kakitani.html
 1997年以降はフリーランスのフォトジャーナリストとして、世界各国の陸海空軍を取材。
 航空機だけでなく、地上部隊や艦艇など、広い範囲で兵士と武器のメカニズムを追及。
 国内外の専門誌などに写真と記事を発表している。