ラノベ読者層は従来の出版社の常識では中高生が読者層想定
親や学校の抑圧に対する万能感が子供に受けるが定説だったし、
出版社の人たちもそれを感じて育ってきたから
鉄人28号やガンダムのように子供が外部の巨大な力を手に入れるという構図

それが今は社会からの抑圧なんてものを感じるような時代じゃなくなって
子供に万能感を感じさせる作品がヒットしなくなった
これをいち早く取り入れて商業的に成功させたのが妖怪ウォッチやダンボール戦機の
日野晃博で親と友達感覚の距離感になった時代に合わせた作品を作り、
多くの児童向け商業作品はこれに倣った

でもなろう小説を俺TUEEEなんて呼んだりするように万能感がラノベには溢れている
これはそういった穏やかな子供時代が終わり仕事をするようになり社会の抑圧に
投げ出された層にヒットしている

最近は景気が変わったから市場構造が変わると言われているけど、社会に出る
不安、就職難への恐怖を味わう学生、新社会人以降、将来が見えない30代、
今では40代にも売れている
読者の高齢化は読者層の高齢化もあるんだけど、社会に対する不安や抑圧を
高い年齢層の方が強く感じているからではという分析もあるね