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「近代化されたF-22の再生産は検討していない」ー米空軍長官

世界最強の戦闘機などと未だに評価されているF-22に関して、ヘザー・ウィルソン米空軍長官は今月、近代化されたF-22、
つまりF-35と融合したようなハイブリッド機種について「現在検討しているものではない」と発言していたことが明らかになりました。
Task & Purposeによると、Valerie Insinnaという防衛ニュースのインタビューで今後ステルス機の導入を進めていく中で
F-35の機器をF-22に搭載したハイブリッド機種に関して
少なくともアメリカではそのような機種の導入や再生産は検討してないと発言していたことが明らかになりました。
この近代化されたF-22に関しては日本の航空自衛隊が導入する新しい戦闘機としてロッキード・マーティンが日本側に提案していたものです。
長官の発言について、ロッキード・マーティン側は現時点でコメントはしていないとしています。

まず今後の配備するステルス機に関してアメリカではF-35を導入するという方針になっており、
F-22にF-35を組み合わせたハイブリッド機種の生産や導入については現在検討していないとして否定しています。

F-22は現在生産されていないものの、再生産するための機械類は保存されているということは明らかになっています。
しかし、生産ラインの再稼働は時間が掛かることと、費用の面でも問題があるとしています。さらに生産ラインを再稼動できるのは2020年代後半頃になると想定されており、
その時点ではF-22の優位性は保たれるものの2030年以降はF-22であっても敵機や対空ミサイルの脅威に晒される可能性があるとしています。
そしてF-22の後継機開発にも競合する可能性があるとしており、最善の策はないという内容が記載されています。

またF-15を改修したF-15SE サイレントイーグルといったものについても関心はないとしており、何れにしてもF-35の配備を進めていくと発言しています。