固い話を変えて、思い切り軽い、仮想戦記ネタを投入してみる。

「何だ、電波が全く届かないぞ」
1841年12月8日、山下奉文中将率いる第25軍司令部は恐慌状態に陥っていた。
何と、太平洋戦争勃発に伴い、南方作戦に投入された日本陸海軍全てが、
神のイタズラにより、100年前の1841年12月8日にタイムスリップしていたのだ。

様々な手段を駆使して、状況を把握できた南方作戦参加の日本陸海軍は、
歴史への大規模な介入を決断する。

その第一歩として行ったのが、阿片戦争に投入されている英軍への攻撃だった。
日本軍により兵士を事実上虐殺された英国は、日本に宣戦を布告。
「日本人全員が奴隷になるまで、英国は戦争を続ける」と
メルバーン内閣は英国議会の突き上げを受けて、声明を発表した。

ここに日英戦争は勃発した。
亜細亜解放を叫ぶ日本。
一方、白人優位の考えから日本人全員を奴隷化するまで戦争を止める気のない英国。
戦争の結末がどうなるのか、誰にも分からなかった。