徴兵制が欧州で復活の動き、元陸将補に聞く日本での議論の是非

 ほかにもよく言われるのは「軍事技術が高度で専門的になっているため、素人が扱えるわけがないので、徴兵制をやっても足手まといになる」という批判だ。
しかし、むしろハイテクになったからこそ、徴兵制の隊員でも戦力になると、柿谷氏は指摘する。

「一人前の戦闘機のパイロットになるには短期間では無理です。しかし、従来よりも使いやすくなった装備、民間と共通する仕事、短期間の訓練で実施できる仕事も少なくありません。
徴兵された兵士では使い物にならないというなら、なぜ日本の近隣国の韓国、北朝鮮、中国、ロシアが徴兵制を今でも実施しているのか、フランスやスウェーデンが徴兵制を復活させようとしているのか、説明できません」

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