>>631の続き

打ち上げに至るまでの過程は順調ではなかった。
権教授チームは、昨年7月に試験打ち上げを行う予定だったが、軍から空域使用の承認を受けられず試験発射ができなかった。

1km以上の高度にロケットを打ち上げるためには、韓米空軍から空域使用承認を受けなければならないからだ。
打ち上げのための敷地使用許可も必要である。
権教授チームはすぐにセマングム開発庁から敷地使用許可を受けて、国土交通部航空交通本部と韓米空軍に空域使用承認を要請した末、
25日に最終承認を受けた。
それさえも設計上ロケットが上がることのできる飛行高度は3kmにも関わらず、空域使用許可を高度1kmまでしか受けられず、研究チームは、
エンジンに燃料を通常より少な目に入れる方法で上昇高度を制限しなければならなかった。

韓国は科学ロケットの打ち上げが難しい環境となっている。 南北の軍事対立のため、区域使用に制限が多く、科学ロケットについての政府と
企業の認識の足りない。
2016年には、当時の未来創造科学部の主導で科学ロケット研究センターの建設が進められたが、予備妥当性調査の敷居を超えることが
できなかった。 科学技術政策研究院(STEPI)のアン・ヒョンジュン副研究委員は、
「測定などを目的とする科学ロケットは、市場が明らかに存在するにも拘わらず、国内では開発が殆どなされなかった」と語った。

一方、米国、日本、欧州、印など世界の13カ国では、1945年以来打ち上げ回数だけでも5700回を超える程科学ロケットが普遍化している。
米国は大学生と大学院生が参加する民間科学ロケット大会が活性化されており、日本はIHIエアロスペースとインターステラテクノロジーなどの
民間小型宇宙発射体企業まで誕生した。
http://dimg.donga.com/ugc/CDB/JAPANESE/Article/5b/d6/3b/36/5bd63b3603d7d273824c.jpg
http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1520897/1

ホリエモンの小型衛星ロケット「MOMO」の方が色んな意味で優越してるよなこれ。 打ち上げ成功までホリエモンの金が続けばの話だけど。