そういう事じゃなくて、品質が均一の物が大量に手に入るからだよ。
ニッケル、クロムを含むというのもあるけど、
大事なことは、たとえばニッケル2%を含むのなら、その品質のくず鉄が大量に手に入るってこと。
そうじゃない物を使うと、くず鉄を炉に何トン投入して、後どれだけニッケルやクロムのインゴットを入れるかって計算ができない。

それと当時の日本には高炉持った製鉄所ってとても限られてて、
ほとんど輸入くず鉄を炉で溶かして鋼材を作ってた。