安倍首相まだ“石破憎し” 防衛計画チームから重鎮締め出し
2018年11月25日 09時26分
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-130756/
今月、政府が年末に策定する新たな防衛計画の大綱(防衛大綱)に意見を反映させるための
与党ワーキングチーム(WT)が発足。20日から議論を本格化させているが、
ベテラン防衛族が政策決定のラインから外されているのだ。

「防衛関係の重要なWTには、防衛相経験者が必ずメンバーに入っていました。
ところが、第1回会合に中谷元元防衛相と浜田靖一元防衛相の姿はありませんでした。
本来なら、ともに防衛族の重鎮であるどちらかが座長を務めるのが筋なのに、
WTの座長に就いたのは10月の内閣改造まで防衛相だった小野寺五典氏でした。
調べてみると、党の政策調査会が作成したメンバーリストには中谷氏と浜田氏の名前があったのに、
官邸からの横やりで急きょ外すことになったようです。
2人とも石破茂元幹事長に近いために外されたともっぱらで、あまりに大人げない。
もちろん、ベテラン防衛族の石破氏自身もメンバーには入っていません。
小野寺氏を座長に起用したのも安倍総理の肝いりです」(自民党ベテラン議員)
防衛政策にかかわる自民党内の主要ポストからも、石破氏に近い防衛族は遠ざけられている。

WTでは、防衛装備などに関する5カ年計画を決める中期防衛力整備計画(中期防)についても議論する。
前回、2014年の大綱見直しと中期防策定時には、まだ日本版NSCの事務局が発足していなかった。 
意思決定から防衛族を排し、石破派の影響力をそぐことで、次の5カ年計画は官邸の好き放題になる。
米国からの武器調達計画が増大するのは確実だ。
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何か問題あるのか???