>>628
> ASM-3は射程が200kmとASM-2と大差なくてがっかり

まず最初に指摘しておきたいことは、
飛翔速度を上げれば空気抵抗は格段に増えて燃料消費率も跳ね上がる、という事実をしっかりと頭の中に叩き込んでおいて欲しいという点
対艦という同一用途で超音速ミサイルASM-3が音速未満のミサイルASM-2と同等以上の射程を確保したのならば立派な物

あと、他の人も指摘しているが、固定目標を狙えば良い対地ミサイルとは違って
船という結構な速度(通常の駆逐艦等の最大船速である30ノットなら時速60キロ近い)で移動する目標を狙わねばならない対艦ミサイルは
あまり射程が長くても却って使い勝手が悪い、という現実があるのを理解する君は必要がある

そのことはアメリカ海軍がいち早く実用化した長射程対艦ミサイルであるトマホークの対艦版が
射程が長すぎて実戦では使い辛いという理由でいち早く退役の憂き目を見たことでも実証されている
(だから対地でも自動車や戦車などの移動目標を叩くためのミサイルは余り長射程にしても意味がない)


対艦ミサイルの射程は、カタログデータが良い(射程が長い)というのが実用において必ずしも優れているとは限らないという典型的なケースだね

君もカタログデータなんて表面的なことで兵器の良し悪しを単純に判断する単純思考は止めて自分の頭で兵器ってどういう状況でどういう風に使われるんだろうと
色々と具体的なイメージをもって自分で考え試行錯誤する習慣を身に着けたほうが良いよ
まあ誰だって最初はカタログデータから入るから最初は単純思考でも仕方ないんだけどさ