ゴーン氏の巨額報酬を可能にした、
仏大企業取締役員会を独占する特権階級とは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/puradonatsuki/20181130-00105961/
(前略)
>2018年度国立統計経済研究所(INSEE)の調べによると、
>超富裕層は全国民の1%でしかないが、彼ら一人あたりの労働月収は最低でも8850ユーロ(約113万円)、
>国民全体の労働収入の約7%を得ている。
>そのほかに、国全体の動産・不動産収入の30%を手中に収めている。

>例をあげれば、フランス企業運動(MEDEFフランスの最高経営者組合)の
>元会長アーネスト-アントワーヌ・セイリエール・ド・ラボルド氏一家のように貴族の末裔であったり、
>コングロマリットとして有名なラガルデール・グループの一家や、
>現在、ルノーの暫定最高執行責任者であるティエリー・ボロレ氏一族のような19世紀からの産業界の家系の人々である。

>しかし、かといって、彼らは必ずしもキンキラキンのド派手な人々ではない。
>カトリック国なので金イコール悪という図式はいまだに健在であり、
>案外、ポンコツ車に乗って地味な服装をしていたり、
>「ディナーで金の話や取引の話をするなんてお下品」と考えていたりする。
>その点、ゴーン氏のようにヴェルサイユ宮殿のグラン・トリアノンで再婚パーティーをするのは、
>もともと移民ならではの感覚だろう。

>家族・親戚一族は大企業経営者、財政弁護士、財政コンサルタント、政治家といった人々で占められているため、
>子どもたちは幼少の頃から富を蓄積することや税制を自分に有利に利用する術について
>自然に学ぶ環境が整っている。
>パリ16区やヌイイ市に住み、エリート校に通い同類と交友関係を固める。
>こうした閉鎖的なサークルの中だけで婚姻関係を結び、
>友人関係を築くことによって堅固な連帯感、上記の「オメルタ、沈黙の掟」を培うのである。

>こうしたシステムは先祖代々蓄積してきた富を維持・増大し、分散を避けるために必要なのだろう。
>しかし、もしかしたら、こうした閉鎖的なシステムこそがフランスの経済を蝕み、
>世界的レベルでなんだかパッとしないものにしている根源なのかもしれない。
(以下略)

フランスの金持ちは静かに暮らしているけど、金はあるってことか。 (´・ω・`)