>>491
民主主義国において国を守るということは市民に奉仕するとことと同義。専制国家においては自警団は別として軍も警察も君主のもので市民のものではない。もちろん市民も君主の物なので守る対象だが。
元も子もない言い方をして仕舞えば、警察も軍もただの暴力装置で、内向き(国内)か外向き(外国)かの違いでしかない。
警察は良い市民を守るために悪い市民を捕まえているし、軍隊は良い市民を守るために外国と戦う。

外国軍に手心を加える必要はないが、警察の相手は市民なので仲良くやっていかなければいけない。また、軍隊の仕事が夜警国家という思想が出来てからそう変わっていないのに対し、警察は市民相手の相談窓口などより市民に密着した仕事が増えている。
さらに、警察は地方に権力が分散していることが多く中央政府の色が強くない。
また、警察の仕事では個々人の市民を助ける為に動くことも多いのに対し、軍隊はそう言ったことは少なく、抽象的な国体や領土、主権や群衆を守る為に動くことがほとんど。
目の前で犯罪者や敵軍に殺されそうな市民がいたら助けるのは軍も警察も変わらないが、軍はより多くの市民を守る為に少数を見殺しにすることがある一方、警察ではそういう局面に遭遇することが少ない。
しかし、基本原理は同じ(総体としての市民への奉仕)なので同じ状況になれば警察も少数を切り捨てる。(当然バッシングはあるだろうが)

そう言ったことから警察は市民にの味方で軍は国を守るという考えができたのかも。