「持ち場を離れて、基地内の人気のない建物内で行為に及んでいたらしい。よくもそんな場所でしたものだ。周囲に気づかれぬはずがない。
実際、同僚らが現場を目撃して、告発したという」

あまりの綱紀の乱れぶりが気になり、最近の事件を調べてみると、年が明けて2か月余の間に、
自衛隊ではすでに7件ものわいせつ事件が発生・発覚したことがわかった。

1月14日、海上自衛隊大湊地方総監部所属の自衛官が、八戸市立図書館の女子トイレに盗撮目的で侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕。
1月15日、海上自衛隊鹿屋航空基地の自衛官が、鹿屋市内の駐車場でわいせつな行為をしたとして懲戒処分。
      また、同日、陸上自衛隊善通寺駐屯地の自衛官は児童ポルノDVDを購入し所持していたとして停職処分。
1月29日、陸上自衛隊米子駐屯地の自衛官が、女児らに裸の動画を撮って送らせたなどとして、脅迫と児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕。
1月30日、海上自衛隊大湊地方総監部の自衛官が、全裸で町中を歩き、公然わいせつの容疑で現行犯逮捕。
これらと冒頭の事件だけで6件。1週間に1件を超えるペースだ。しかも、自衛隊の基地内で発生したわいせつ事件が、さらにもう1件発覚していたのである。

《青森県八戸市の陸上自衛隊八戸駐屯地で昨年、自衛官の男女が互いに体を密着させている様子が撮影され、
動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていたことが4日、同駐屯地への取材で分かった》(共同通信)

なぜ自衛官らは頻繁に、このような異常な行為に及んでしまうのか。前出の自衛隊幹部はこう内情を漏らす。
「幼稚で、抑えが利かない者が増えてきているせいだと思う。もちろん、人はさまざまな欲望を抱くものだが、しかし、それを実行に移すことは普通はない。
理性なり常識なりが機能しているからだ。が、どうも最近はそうでない者が多くなった。
しかしこうなると、どうしていいものやら、途方に暮れてしまう。以前は内部でのセクハラ被害の方が問題になったものだが……」


週1回ペース…? 自衛官の「わいせつ事件」があまりに多すぎる
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/60060