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>そこから第一大戦並の徹底的に防御に有利な地形による「デッドロック」(アメリカ人自身の表現)に遭遇します。
>戦域全体で見れば、戦場の選択権はやはり防勢のドイツ側にあります。

既にノルマンディーに持ち込まれた時点で戦場の選択肢は連合軍が握っている。
下位階層で戦場の選択肢を持っていても、それは戦術次元における優位でしかなく、戦略次元、作戦次元における攻撃の有利を逆転できるほどのものではない。
(無視はできないが不利をひっくり返せる訳ではない)

なお、戦域においても、独軍はカーン付近を防御の重心として防衛戦を展開しましたが、
結局は【米軍が選択したアブランシュ】から突破され、カーンに集中した独軍全体がファレーズの包囲網にかかるという結果となっています。

つまり場所を選べるのは攻撃側

>より高次の大戦略次元での米英とソ連の「同盟」が機能して東西から挟撃できたからです。

それを政治的攻勢というのだよ。
攻勢有利の見本。