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この手合いは下手すると戦前からの活動家だったりする。
集会や講演で若手から「どうすれば米帝や傀儡を撃破できるのか?」という戦術次元、下手すると戦技レベルの質問しかされないので
「おまえら、もっと勉強しる。それだけでは我々は勝てない」と教える為に、これら軍事理論の書籍を書いていました。

>ネットもないような80年代初頭でこのレベルのものができることに震えたよ

小山弘健の「軍事思想の研究」(新泉社)などは戦前発行の「近代兵学」に冷戦期の考察を追加したものだし、著者は戦前からの活動家。
80年代で驚いていてはいけない。

ソ連/ロシアでは
・赤色革命
・スターリン粛清〜WW2初期の壊滅
・ソ連崩壊
で3回も軍隊がリセットされており、その度に1から軍事を見直して組織的再構築する機会がありました。
その度に、理論に基づき時代に最適化できていたので、今、西側は振り回されている訳です。

西側は軍事力そのものでは勝っていますが、理論面ではあいかわらず数十年は遅れている。
(軍事力と技術力で優っているので、そこを優位に活用しようとするから、米軍はすぐに軍事技術に頼ろうとする)
(それ自体は、ある意味正しい選択ではあるが、西側だけ見て軍事の本質や用兵思想を探究することは、ソ連/ロシアの後背を常に仰ぐことになる)
(しばらく前まではまるでROADの型機械化師団に見られるように中国はエアランドバトルを意識した米式に傾倒していましたが、最近は合同大隊にみられるようにロシア式に再び舵をきったと思われるような兆候もあるそうです。)
(つまり中国からも米式は理論的に遅れていると判断された可能性あり)

米軍から教われるのは技術力だけかもしれないという事です。
(米陸軍は本来の意味での訓令戦術の受容に失敗したともいわれ始めていますし…)