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>「原則」的にソ連のtactics(戦術)は"corps(軍団)"と"division(師団)"を対象にしてる。

その理解は正しい
しかしながら、そのままでは作戦術を理解できていないと言わざる得ない。

作戦術は、戦略次元と戦術次元を繋ぐもの
すなわち

戦略次元-(重複領域)-作戦次元-(重複領域)-戦術次元

なのである。
貴官の理解では

作戦次元-(重複領域)-戦術次元

に認識がされてない。


方面軍OMGでOMGとなるのは軍クラスの部隊であるが、軍OMGにおいてOMGとなるのは大抵の場合【軍団】【師団】である。
この軍団/師団に対しOMGとしての戦術的任務が付与されるのだ。
※任務の実施対象が軍団/師団なので原則との差異はない。

(p232〜234の図104〜106を見よ)

作戦次元において戦術目的をもって編成されるのが軍OMG
作戦次元において、戦略的/作戦的任務を与えられ編成されるのが正面軍OMG

※このあたりはグランツ本よりも、米FMの方が明確に記述されている。
※ただし編成規模は必ずしも一定ではなく、タスクフォースとしての編成であるので、その指揮結節下でどのような任務を与えられるかでOMGの本質は決まる
 その為、上記は典型的な一例に過ぎないという事も同時に理解しておく必要がある。