「封建騎士の戦争」

ローマ帝国末期。
フン族の出現に押されたゴート、ヴァンダルは、ライン川、ドナウ川を越え、
アドリアノープルで最後のローマ軍団を串刺しにして、そのまま西ローマを蹂躙していった。
さらにその後方からフランクが侵入しフランス、ドイツに定住し支配を確固たるものにした。
欧州の誕生である。

ところが、そのさらに後方からは騎馬民族のマジャールがハンガリー草原に侵入。
さらには海洋民族の北欧ヴァイキングが河川を攻め上がり村村を劫掠した。

戦闘形態は会戦よりも襲撃戦が主体で、そのためにはどうしても騎馬、長槍が必須。
ところが、馬上槍でチャージするには幼い頃からの乗馬修練や戦闘訓練が必須となる。
また個人(家門)単位での裕福な経済基盤が前提となる。

「封建騎士」の誕生である。