スギの病、倒木を拡大か 停電の千葉「まるで終戦直後」

 千葉県東部の山武(さんむ)市では一時、総戸数の約6割が電気を断たれた。特産の山武杉
(さんぶすぎ)が次々と倒れて電線や電柱を直撃、停電は広範囲で10日以上つづいた。
 林業の衰退で放置されたスギに病気が広がったことが背景にある。

 県によると、山武市周辺では250年以上前から特産の山武杉が植林されている。幹が真っすぐ
で太さに偏りがないため、建材などに使われてきた。

 ただ、菌により幹の外側が腐る「スギ非赤枯性(ひあかがれせい)溝腐病(みぞぐされびょう)」に
かかりやすい弱点もある。山武市では今回、溝腐病のスギが、7〜8メートルほどの高さでポキン
と折れる様子が各地で見られた。
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