ロシアが日本の対韓輸出規制に乗じて韓国市場に進出してきた模様



2019年7月12日、韓国・ハンギョレ新聞は、ロシアが韓国に対し、
日本による対韓国輸出規制強化の対象となっているフッ化水素の供給を提案していたことが分かったと伝えた。

記事によると、韓国政府関係者は11日、「ロシアが最近、外交ルートを通じてフッ化水素を韓国企業に提供できるとの意思を伝えてきた。
韓国政府は日本がフッ化水素の供給を一時中断した昨年11月以降、日本産輸入の代わりになるルートを探していた」と話した。

10日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が経済界関係者らと行った懇談会でも
「ロシア政府は主に韓国大使館を通じて『フッ化水素の生産においてロシアは日本より優れた技術を持っている。
日本産より純度の高いロシア産フッ化水素をサムスンに供給できる』との意思を伝えてきた」との話が出ていたという。

記事は「もしロシアの提案が実現すれば、日本がフッ化水素の輸出を規制しても韓国企業のダメージは大きくないと予想される」とし、
「サムスンなど韓国の半導体企業の主な輸入先も日本からロシアに変わる可能性が高い」と伝えている。

これについて、サムスン関係者は「まだ正確な内容を把握していない」と慎重な姿勢を示しており、
「高純度のフッ化水素はデリケートな物質のため、品質テストだけでも2カ月以上かかる」と説明したという。

このニュースに韓国のネットユーザーからは
「賢明な選択をしよう。日本以外にも供給先はある」
「うれしい。韓国政府の素晴らしい外交力のおかげだ」
「ロシアとの貿易量を増やして仲良くしつつ、最新のミサイル技術ももらっちゃおう」
「ロシアは基礎科学分野で今も世界トップ3に入っている。
ロシアは韓国とビジネスしたがっているのに、北朝鮮との関係を理由にまともにしてこなかった。今回をきっかけに協力し合おう」
「当分はつらいかもしれないけど、長い目で見て判断するべきだ」など、「ロシア産を使おう」と主張する声が続出している。

https://www.recordchina.co.jp/b729052-s0-c10-d0058.html