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ベルリン1945ラストブリッツ 梅本弘
http://www.autumn.org/bookrev/lastbritz.html
 第2次大戦,ベルリンが戦場になったときに,そこに居た外交官の息子の日本人少年が何を体験し,何を見たのかを描いた小説です。
勝手に空想した歴史モドキを書いたいわゆる架空戦記とは違います。主人公は,他のドイツ人少年達と同じように,国民突撃隊に参加して,速成の兵士としてソ連軍と戦います。
その過程で,とんでもない体験を次々に経験することになります。対戦車ロケット砲の撃ち方から,タコツボ掘り,
果ては人が足りないと言って戦車に乗せられて,ベテラン下士官から戦車砲の撃ち方を教えられて右も左も分からないまま実戦を経験してしまうという状況です。

 この本のもう一つの大きな特徴は,「となりのトトロ」で有名なアニメーション監督「宮崎駿」氏の推薦文が付いていることでしょう。