儒教の論理における一番古い地層の問題として、「孔子は別に預言者でも天子でもない只の人」というのがあってな。
国教と呼びうるだけの体系化、イデオロギー化を行うために必要とされる問答無用の権威が不在なのよな。

で、大陸では天意・天命といった土着の観念を取り込み後漢で最初の体系化が行われるわけだが、(本邦の事情は色々面倒くさいので一旦パス)
半島の場合は権威の源泉である”皇帝=天子”の二重存在モデルが成立しないのでなぁ…。ただでさえ腐ってる儒教OSの不完全インストールになってる。
……というかアレ、実はOSじゃなくて馬鹿でかいパッチなのよ。土着の宗教的権威、さらに集権的なそれを中核に取り込まないと機能しないから。

なので、「お前が言う儒の論理の正しさは何処の誰が保証するのん?」という問いに怒声と暴力で応えるしかなくなってしまう半島なのであったとさ。どっとはらい。