ナチスが弾圧した「退廃芸術」を展示する退廃芸術展は
戦後、何度も行われて表現の自由の弾圧で失われた価値あるものを知らせて、
つまりは「こんな良いものが表現の弾圧で失われた」と叫ぶことで
表現の自由の大切さを思い出させる役目を果たしたけど。

逆に、この「表現の不自由展」は作品に嫌悪感を抱かせることで
「こんなおぞましいものを規制した社会の権威たちは実に正しい事をしていたのではないか」と思わせ
見たものに「表現にはある程度制約を加えるべきではないか」との表現の自由への疑念を抱かせたと思う

まあ、あの津田とやらは。そこまで考えず、公金で「その手の作品」を展示、称揚させることで
単純に保守派、伝統主義の人間を嘲弄、侮辱し悦に入りたいだけだったろうけど。