>>37
・ディーゼル…燃費が良い、極端な高出力を得るにはあまり向いていない、往復動型機関なので振動騒音が発生する
・ガスタービン…燃費がかなり悪い、給排気系に容積を取られる、高出力が出しやすい、回転型機関なので振動は抑え易い

護衛艦や軍用艦艇でガスタービンが多いのは出力とその加減速度を大きく取れることがメリットだから

蒸気エンジンはレシプロにしろタービンにしろ機関に加えてボイラーが必要でその分機関室容積を取られるし
運転に使う蒸気を上げるのにはボイラーの火が完全に落ちてる状態からだと数時間〜1日かかるので即時性に劣る
また短時間で高出力を出すために蒸気の発生量を急激に増やす事も難しい
ボイラーを常時焚いて蒸気を作っておけば解決するけど、それは停止〜低速状態では使わない分量の蒸気も無駄に作り続けていることになる
実際、蒸気タービンはディーゼルに比べて燃費が良くない
蒸気機関の利点としてはボイラーの形式に依存するけど燃料の選択幅が取れる(重油から石炭、果ては薪でも可)のと、タービンだと振動騒音が小さいこと