>>207
江口寿史もバブル期の頃にスピリッツで描いていた頃のメイドロボ漫画にもこんなのがあったな。

かって一世を風靡した完全人型メイドロボもそのコスパの悪さから製造中止となり、店頭には
非人型の家電型お手伝いロボしか並ばなくなった数十年後の未来の話。

ある独居老人は旧式な人型メイドロボのバッテリーパックを探し回るも、製造元の会社にも
とっくに在庫は無く、足を棒にして探し回ってもようやく5個を確保できたのみであった。

そして帰宅後に新たなバッテリーバックを装着して再起動するメイドロボ。
彼女は亡き妻の若い頃に生き写しであったからこそ、強い拘りと愛着を持っていたのであるが、
バッテリーが残り5個ではどれ程大事に使っても数年以内には再充電できなくなるのは確実で、
即ちそれが彼女の寿命という事に。

彼自身の寿命もそれほど長くは無いのだから、一体どちらが先にお迎えが来るのかは判らんが、
とりあえず今は残された数年間を穏やかに過ごす事にした老人であった・・