北朝鮮漁民「100年前の船」で無謀な出漁…日本の漁師から同情の声も
10/7(月) 17:19  高英起 | デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

海上保安庁によると、7日午前9時10分頃、日本海の好漁場・大和堆の周辺海域で、水産庁の漁業取締船「おおくに」(約1300トン)と、
北朝鮮の漁船が衝突した。現場は、石川県・能登半島から約360キロ北西の日本の排他的経済水域(EEZ)とみられる。

漁船は衝突から間もなく沈没。漁船の乗員約20人が海上に投げ出され、一部は救助されたもようだが、なお全員の安否が気にかかる。

大和堆周辺では近年、北朝鮮漁船や中国漁船による違法操業が問題となっていた。
その一方、遭難した北朝鮮船と見られる木造船や、北朝鮮の漁民と見られる遺体が相次いで日本の海岸に漂着した。

遭難の最大の原因は、「日本なら100年前のシロモノ」と言われる粗末な木造船による強引な出漁にあると見られている。
サイズが小さすぎ、構造的にも沖合での漁業に向かない木造船は、大波に遭うと簡単に転覆する。
海に放り出され命を落とした北朝鮮漁民の数は、漂着が多かった2017年の1年間だけで1000人を下らないと見られる。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は昨年3月、かつて北朝鮮でイカ漁に従事したことのある脱北男性のインタビューを掲載した。
男性はその中で、木の葉のように大波に弄ばれる木造船の様子を描写。「あの時の恐怖は言葉では言い表せません」と語っている。 (後略)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20191007-00145720/

今回北朝鮮の漁船と衝突した漁業取締船の「おおくに」は1300トンもある船だったのな。
そりゃ北朝鮮のポンコツ漁船に当てられたぐらいではそうそう沈まん罠。

北朝鮮と言えども本当に100年前に作られた骨董品で漁に出ている訳ではなく、船の構造が100年前だという意味なんですな。