世界的にも、かなり高い水準にある日本の識字率。
1443年に朝鮮通信使として日本を訪れた申叔舟は、
「日本人は身分に関わらず全員が読み書きをする」と記録し、
幕末に来日したアメリカのペリーやロシアのゴローニンも、
日本人の読み書きの能力の高さについて言及しています。

戦後には「漢字が日本人の識字率の向上を妨げており、
民主化が遅れている理由はそこにある」と考えたGHQが、
日本語をローマ字表記にしようという計画を立てたのですが、
15歳から64歳までの約1万7千人の老若男女を対象に全国調査したところ、
識字率は97.9パーセントと、非常に高い数値が出たそうです。
言うまでもなく、日本語のローマ字化計画は撤回されています。




なんで日本人の識字率が低いと思ったGHQ