>>268
>実際にはもちろん、狩猟民族の本領を発揮してタフに乗りこなした。というか日本よりよっぽどうまく運用したのはご存じの通りなわけで

昨夜放送していたナショジオのWWU関連の番組で、太平洋戦争時の米軍潜水艦の話をやっていましたが、開戦直後の米軍潜水艦の
艦長には消極的な奴が多く、せっかくの獲物を見つけても敵の反撃を恐れて取り逃がすケースが多発しました。

これに業を煮やした太平洋艦隊司令部は、潜水艦艦長の約1/3を入れ替えると言う荒療治に及び、新たに任命された潜水艦艦長らは
攻撃精神旺盛な者らが抜擢されました。

そして昭和17年後半ごろ、ある米潜水艦はニューギニア沖で護衛艦無しの3隻の日本軍輸送船団を発見し、その内の1隻を撃沈。
他の2隻が退避した事を確認した後、艦長は消耗した電池の充電も兼ねて沈没寸言の敵輸送船の付近に浮上しました。

そこで目にしたのは、沈む輸送船から逃れれようとする乗組員らと、彼らを乗せた救命ボートでした。
前任の消極的な艦長なら不用意に敵の支配海域に長居するリスクを嫌ってそのまま浮上航行して海域を後にしたかもしれませんが、
なまじ戦意旺盛な艦長は手空きの乗員らを甲板に集め、全員に機関銃を持たせるよう命じました。

そして艦長は無防備な漂流者らを救命ボートもろとも銃撃して皆殺しにしましたが、艦長に言わせれば
「コイツらが生きて陸地に辿り着けばまた我々を性懲りもなく殺しに来る敵なのだから、そんな奴らは今ここで殺しておかないと」
と言う理屈で捕虜虐殺を命じたそうです。

しかしその輸送船に乗っていたのは日本兵だけではなく、マレー半島で捕虜になったインド系住民も多数乗り合わせており、彼らも
米軍の虐殺によって全滅しました。

この所業は艦の帰投後に司令部にも報告されましたが、上から咎められる事など無く、逆に輸送船撃沈の功績で勲章を授与されました。

もし同じ事を日本軍潜水艦の艦長がやらかしていたら、戦後の戦犯裁判で確実に死刑になる重犯罪行為なのにねぇ。
まぁそこら辺は前線で戦う兵士らの士気に配慮したというか、ぶっちゃけ「勝てば官軍」という奴ですが。