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イラン、「大油田」発見は見かけ倒し 実際の採掘量は?
Forbes JAPAN 11/15(金) 17:00配信

イランのハッサン・ロウハニ大統領は10日、国営石油会社が埋蔵量530億バレルの油田を発見したと発表した。
文字通りに受け取れば、桁外れの大油田が見つかったということになる。
最近見つかった大規模油田の埋蔵量と比べてみると、その大きさがよく分かるだろう。
米エクソンモービルが南米ガイアナで発見した油田は60億バレルだし、米ケーラスエナジーがアラスカで発見した油田は100億バレルだった。
しかし、イラン指導部はどうやら正直ではなかったようだ。
(中略)
ところがその後、ロウハニ大統領の発表内容は、見かけ倒しに近いものだったことが明らかになった。
それは、経済的な苦難が続くなかで国民の支持を集めるために、巧妙に演出されたものだった。

発表から数日後、ビージャンナムダル・ザンギャネ石油相が発見された油田について詳しい説明を行った。
それによると、新油田により増えるイランの原油埋蔵量は、実際は220億バレルにとどまるという。
それでも確かに相当な量ではあるが、大統領が誇示した530億バレルに比べると、ずいぶんかけ離れた数字だ。

さらに、新油田の原油回収率は10%にとどまるため、実際の採掘量はたった22億バレルほどになる見通しだという。
API比重が20余りとかなり重質の油で、ベネズエラ産原油と同じように採掘が難しく、そのコストも高いからだ。
イランの現在の状況からすると、この油田から実際に原油が採掘される可能性は低く、市場に出回る可能性はさらに低いと言わざるを得ない。

ロウハニ大統領は巧みな宣伝をし、実際、国際的なメディアの注目を集めた。
だが、今回の油田発見によってイランの運命、富が変わることはなさそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191115-00030756-forbes-int

この前イランが華々しく発表した530億バレルの巨大油田発見のニュースも、蓋を開ければ実質20憶バレルでしかなく、それも重質油過ぎて
現状では採掘しても採算の取れない宝の持ち腐れな代物ですと。