>>257
カリフは今はいないよ。オスマン朝のスルタン・カリフが最後だ。
オスマン・カリフ自体、正統性への疑問がイスラム教徒中から出まくっていたが帝国の威信で乗り切っていた。
トルコ革命中にスルタンとは別個に退位して消滅した。
オスマン皇帝が皇帝格なのはカリフ(教主)がイスラム帝国の元首だったから。スルタンの方は素では太守(土侯)に過ぎない。
逆にイマームは高位の説教師への単なる尊称だから単なる高僧でゴロゴロいすぎ。
連合王国女王はインド皇帝を兼帯してた時分には皇帝の格があったが、今は単なる王だ。
インド皇帝の皇帝格はムガール皇帝に由来し、モンゴル可汗の僭称が起源。
ダライ・ラマは活仏だけどチベット王を兼ねるから王の格は持っている。君主としては大清皇帝の臣下だが大清皇帝はダライ・ラマの檀徒だったのでチベットでは差引同格と考えていた。ダライ・ラマの尊称は猊下。
結局ローマ皇帝と同格なのは天皇陛下と教皇聖下しか残ってないのだ。