探査君GifIDbeXは典型的な知ったか君だな。
レーダーマニュアルさえ読んでないのがバレバレだ。
遠距離捜索レーダーで航空機のエコーを捉えたとする。
そのエコーは、最大から最小(時には消える)まで一定のサイクルを繰り返す。
同一のレーダー(同じモデルという意味ではない)であればそれはいつも一定のサイクルを繰り返す。
何故かといえば、レーダーアンテナから出たレーダー波は2つの経路で目標の航空機に達する。
直接波と一度海面で反射して到達する反射波だ。
同じように航空機からの反射波も、直接波と海面反射した物の2つがレーダーアンテナに捉えられる。
つまり位相がずれた状態になり、何の障害も無いのにエコーが最小になったり消えてしまう領域が発生する。
それをfade領域と呼ぶ。
航空機の高度によりレーダー波が海面反射する角度が違うが、これが位相ずれとして捉えられるということ。
これはfade領域にどの距離で入ったか、次はどの距離で入ったか、これをモニター上で観察していれば
fadeチャートで敵機がどの高度に居るのかを確定することが出来る。