>>771
この件が理解できてない、というかほとんど初耳であることがよく分かる

継手が弱いから、上部装甲への命中衝撃が上部装甲の押し込みにのみ作用する
上下継手が破壊されるので、衝撃が下部装甲には及ばない

上部装甲への命中実例としては、スケート被雷の長魚雷命中、実物大模型への砂填弾命中試験がある
いずれも上部装甲押し込まれと継手破壊が生じている
砲弾と魚雷という異なる命中衝撃だが、どちらも継手破壊が起きている

継手の抵抗力は、前にも書いた通り下部装甲の方が弱い
魚雷深度からいうと下部装甲へ命中するのが普通
上部でさえ押し込まれのだから、抵抗力の弱い下部装甲への命中なら当然装甲は押し込まれる

大和も武蔵も魚雷で沈んだが、魚雷命中は下部装甲の方が多いはず
実戦だから実射実験やスケートのような調査はできていないが、実際にバイタルパート浸水は起きている

これは舷側装甲が破られたためであり、破られたのは魚雷が普通命中する深度にある下部装甲
武蔵の残骸から継手がきれいに裂けてる下部装甲が見つかったから、装甲は無傷だが押し込まれて継手から水密が破れたことの傍証になる

以上、図面や基本文献での理解ができてない人への解説