>>161
多くのダウングレードが施された機体だが空中での優れた機動性は健在だ。
ロシアでは適時アップグレードを施しながら使用し、SU-27の発展型「Su-35」を開発するなど機体も性能も進化を遂げているが、
中国の「SU-27SK」は大規模なアップグレードを受けておらず、少数に対する限定的なアップグレードしか行われていないため、
電子機器をアップグレードしたグリペンの最新型「Type C」を装備するタイ空軍に手酷くやられたというのが実態だ。
特に、視界外戦闘ではグリペンが搭載しているレーダーや電子装置、使用する空地空ミサイルが、中国のSU-27SKを圧倒した結果を生んでいる。
恐らく演習に参加したSU-27SKは、セミアクティブレーダー誘導方式の「R-27」を使用していたため、
発射後もミサイルを目標に誘導し続ける必要があったのに対し、
グリペンは打ちっぱなしが可能な「AIM-120」を使用していたため、視界外で互いにミサイルを発射しあっても、敵のミサイルを回避するための機動で差がついたのだろう。
さらにグリペンには電子妨害装置や曳航式のデコイなども装備されているため、
中国の「R-27」による攻撃を無効化する手段が幾つもあり、
30kmを越えた視界外戦闘の攻撃成功率が極端に下がったのだ。
講演者によれば、中国空軍のパイロットは敵ミサイルを回避するための経験が少なく、
教科書通りの回避機動しか行えず、特に2対2の戦闘シナリオで状況や敵の脅威を正確に判断することが出来なかったとも語っている。
しかし視界内戦闘では、中国のSU-27SKはタイのグリペンを圧倒しており、SU-27がもつ空中機動性の優位さを存分に発揮している。
これは機体設計の思想が異なることもあるが、いくら機体を小型・軽量化しても、
エンジン出力が小さければ空中の機動性に制限がつくことを示した例で、
小型のグリペンが抱える性能的な限界を露呈したのかもしれない。
ttps://grandfleet.info/military-trivia/thai-gripen-dominate-chinese-su-27-in-out-of-sight-battle/