オレオレ詐欺で高齢の夫婦が約1000万円をだまし取られました。
警察が説得したにもかかわらず、被害は防げませんでした。

警察によると、12月26日、大阪府に住む80代の夫婦の自宅に、
息子をかたる詐欺グループから「会社の人の保証人になった。1300万円が必要」などという電話がありました。

電話を信じた夫婦は、銀行で定期預金1000万円を解約しましたが、不審に思った銀行員が警察に通報しました。

すぐに警察が駆けつけて50分間に
渡って「一度息子さんに連絡を」「詐欺の可能性もあるので直接息子に会ってから」等、警官が夫婦を説得しましたが、
声の似ていた息子を名乗る男を信じていた夫婦が「これはあくまでも自分の医療費やお年玉用」などと言い頑なにお金を引き出したがったため、
やむをえす捜査を打ち切りました。

その後、夫婦は帰宅し、自宅の前で詐欺グループのメンバーに現金1040万円を手渡したものの、その後本物の息子から電話があり確認し、だまし取られた事に気がついたということです。

事件を受けて、警察は「被害を防げず残念。親族に警察が直接確認したり自宅を訪問したりして被害防止が出来たかもしれない」と話しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-16404802-kantelev-l27