埼玉県川口市/JR東日本から前向き回答/川口駅への中距離電車停車で、実現へ協議
 埼玉県川口市の奥ノ木信夫市長は12日の市議会で、市が要望するJR川口駅への中距離電車停車について、JR東日本との協議状況を報告した。
11月20日に同社を訪問し「ホーム増設は可能。(停車させる場合は)上野東京ラインの停車が有力」と前向きな回答が得られたと明らかにした。
 濱田義彦議員の質問に対する答弁。奥ノ木市長は「JR東日本から従来にない丁寧な説明をいただいた。
この日をキックオフとしてともに勉強していきたい」と述べ、実現に向けより具体的な協議を進めていく意向を示した。
 JR川口駅は大宮、浦和に次ぐ県内3位の平均乗降客数にもかかわらず、京浜東北線(10両編成)しか停車していない。
編成車両数が多い中距離電車(湘南新宿ライン、上野東京ライン)が停車するには、ホームの延長や増設など駅の大規模改築が必要になる。
 現在の駅施設は昭和30年代に完成した。ホームは1面2線方式。1日の平均乗降客数は、2018年度実績で8万4531人だった。
 交通政策審議会(交政審、国土交通相の諮問機関)が16年春に出した答申「東京圏における今後の都市交通のあり方について」には、
JR川口駅のホーム新設が盛り込まれている。
 市は関連する調査として、本年度に「川口駅東西口駅前広場交通実態調査業務」を進めている。
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